スタッフと協力して進める院内カイゼン
- 科目:
- 眼科
目次
いつもめでぃまが!をお読みいただきありがとうございます。
船井総合研究所の久保田でございます。
本コラムでは眼科クリニック経営にまつわるトピックやヒントについてお送りさせていただきます。
「やりがいを持ちながら意欲的に業務に取り組んでほしい」
「現場からクリニックをよりよくする意見やアイデアをもっと出してほしい」
このように考えたことがあるクリニックの院長先生(経営者)は少なくないかと思います。
クリニックをよりよくするには、状況に応じて最良の方法を模索し、カイゼンを進めることが大切です。
しかし、院長先生お一人でクリニックを運営していくのは難しく、スタッフさんの協力が不可欠です。
特に眼科クリニックでは、院長先生が診察室にいることが業務上多いため、受付や検査室でどのように業務が行われているのか詳細を把握するのが難しいこともあるでしょう。
「クリニックをよりよくしたい。そのためにスタッフさんからアイデアや意見を出してほしいし、前向きに検討したい」
このように考えている院長先生も多いですが、スタッフさんとの協力体制が思うように築けていないケースも多々あるかと思います。
では、スタッフさんとうまく協力できているクリニックはどのような工夫をしているのでしょうか?
スタッフさんの環境を整える
院長先生の頭の中には、スタッフさんに任せたい業務がいくつかあるかと思います。
そのために、スタッフさんが実際に業務を遂行できる環境を整備することが経営者として重要です。
具体例を挙げます。
・スタッフさんに院内掲示物をパワーポイントで作成してもらう
・スタッフさんにHPのお知らせ欄の更新(休診日などの対外への発信)を行ってもらう
このような業務がある場合、スタッフさん専用のPCを用意するなどの取り組みが必要です。
効果的なコミュニケーション体制を築く
日々の診療で忙しく、診療以外でコミュニケーションを取る機会が少ないことが原因の場合もあります。
「〇〇さんに個別にお願いしようと思っていたが、話す機会がなく結局自分で対応した」 というケースも少なくないでしょう。
こうしたケースを防ぐためにも、主要スタッフとの週1~2回のMTGを実施するなどの定期的なコミュニケーションの機会を設けることが有効です。
また、全体への連絡事項は朝礼や連絡ボード、チャットツールを活用することで、院内のコミュニケーションをスムーズにすることが対応策になります。
今回、具体的な事例をお伝えしましたが、何か一つでも参考になれば幸いです。
ここでしか聞けない!ゲストが実際の成功事例を語る!オンラインセミナー
スタッフさんと協力体制ができている、主体的に業務に取り組んでいただけるクリニックはどのような取り組みをしているのか、
実際の成功事例をお伝えするセミナーをこの度は開催いたします。
こちらのセミナーは、「診療効率化・働き方改革セミナー」と題しておりますが、
・スタッフさんと協力しながら、診療オペレーションのカイゼンを行い、効率化が進められている
・スタッフさんが働きやすい環境整備を行うことで、スタッフさんが前向きに業務を推進してくださり、業務の受け渡しができている
まさに本コラムで触れたような、スタッフと協力、連動して、クリニックをよりよくする取り組みを進められている医院様になります。
本セミナーでは、実施に院長先生がゲストとしてご登壇いただく、まさにここでしか聞けないようなセミナーになります。
ご興味のある方は、日程をご確認ください。
日程も近いですので、お申込み忘れのないようにご注意ください。
同じテーマで記事を探す
この記事を書いたコンサルタント
久保田 駿
首都大学東京(現・東京都立大学)を卒業後、新卒で船井総合研究所に入社。入社後は、土地活用事業、人材紹介サービス事業でのコンサルティングに携わり、現在は医療業界において眼科クリニックを専門としてコンサルティング活動に従事している。
地域の患者様に選ばれるクリニックづくりのために、外来患者の集患や患者満足度を下げずにより多くの患者様を診療を可能にする診療効率化の支援を実施。
特にHPを中心とした集患体制の構築と、院長だけでなく、現場スタッフの意見や患者様から声を鑑みながら、院長・スタッフ・患者様の三方良しを目指した実行サポートを得意としている。
クリニックの業績UPと無理のない診療体制の構築の両面からクリニックの発展に尽力していく。