【整形外科クリニックにおける交通事故診療の立ち位置とは】
目次
いつもめでぃまがをお読みいただきありがとうございます。
株式会社船井総合研究所の今です。
今回は、
整形外科クリニックにおける
”交通事故診療”
をテーマに送らせていただきます。
交通事故診療の取り組みを強化することは、
整形外科クリニックの持続的な発展には欠かせない一つの要素だと思われます。
適切な対策を進めていければ、
業務はスムーズになりながらも、患者数は増え、診療の柱の一つとして確立することも可能です。
【このような方はぜひ最後までお読みください】
☑ 適切な情報発信、集患方法を知りたい
☑ 交通事故患者さんの満足度が上がる対応を考えていきたい
☑ 自賠責保険の業績アップのために必要な取り組みを知りたい
☑ 患者さんが増えると業務が増え大変になると感じている
医療保険とは違った”患者対応”、”書類業務”、”適切な集患や情報発信の方法”などの対策を検討し、
交通事故治療を強化していきたいとお考えの先生方も多くいるのではないかと思っております。
交通事故診療の実際
交通事故治療において自賠責保険適応により(上限金額の範囲内で)費用負担なく、
治療を受けられますが、
多くの交通事故被害者はそれらについて知らない場合が多いかと思われます。
保険会社からの説明もよくご理解できていないまま、
整形外科クリニックに十分に通院していない状況で、
治療費が打ち切りになってしまうケースもあるかと思います。
そもそも整形外科などの医療機関での診断が必要で、
診断書は医師にしか書けないという重要なことや
病院・クリニックと整骨院との違いを、
あまり把握されていないことが多いかと思われます。
そのため、整形外科クリニックが、
患者さんに対して、院内でのご説明時に加え、
ホームページを通して院外に向けても、
適切な情報提供をすることが、交通事故被害者の救済につながると思われます。
整形外科クリニックにおける交通事故診療
さまざまな整形外科クリニックの現場にお伺いすると、
医療保険とは違った交通事故診療特有の対応や業務の大変さから、
取り組みづらいという印象や不安がある
といったご意見もお聞きする一方で、
・最近は交通事故患者数も増えてきたので、対策に注力していきたい
・リハビリも充実したので、交通事故治療において院内体制を強化してみたい
・当院の自賠責保険の患者数、売上の割合が低いことを初めて知ったので、無理なく強化していきたい
と交通事故診療の患者数などを増やす取り組みの強化を考えている
というようなことをお聞きすることも多くございます。
適切な対応を強化していくことで、
交通事故診療特有の大変さ(”患者対応”・”書類業務”・”スタッフとの協力体制”)
を解消しながら、患者数を増やし、
結果として、業績を伸ばすというような事例が全国で続出しています。
=交通事故診療の強化に向けたアクションの概要=
交通事故診療の強化に向けたアクションの概要を、以下にご紹介いたします。
・交通事故診療に関する経営数値の管理と運用
・Webを活用した情報発信
・院内掲示物等を活用した既存患者さんへの啓蒙
・交通事故患者さんの予約診療体制の構築
・交通事故患者さんとのコミュニケーションをより良くするためのスタッフ教育
・交通事故患者さんへの説明ツールの導入
・交通事故患者さんのリハビリ治療体制強化
・弁護士や整骨院といった外部機関との連携強化
など
これらのアクションをクリニックの状況に合った優先順位をつけながら、
対策していくことで、無理なく、交通事故診療の強化を進めていくことができます、
その中でも、まずは、
交通事故診療に関する経営数値の把握
から始めていただくことをおすすめいたします。
そのためには、自賠責保険における売上の方程式を知る必要があります。
その方程式は以下の通りです。
自賠責保険請求額=実患者数×請求単価
※実患者数:自賠責保険での治療を受けられる実人数
※請求単価:交通事故患者さん1人当たりの請求金額
また、請求単価は、
診療内容、通院頻度(リハビリの治療回数)が関わってきます。
そのため、
自賠責保険の延べ患者数、
自賠責保険における運動器リハビリテーションの単位数や物理療法(消炎鎮痛)の算定数
も把握することで、
数値からクリニックの交通事故診療における全体像を把握することができます。
交通事故診療における主要な経営数値を以下にまとめさせていただきます。
・自賠責保険 請求額
・自賠責保険 請求単価
・自賠責保険 実患者数
・自賠責保険 延べ患者数
・自賠責保険 運動器リハビリテーションの単位数
・自賠責保険 消炎鎮痛算定数
これらの数値を把握した上で、
自院の交通事故診療の現状を数値から知り、
交通事故診療の強化のアクションを計画、実行をしていただければと思います。
「交通事故治療なら、あの整形外科クリニックに頼めば安心!」
という基盤を作り、
地域に選ばれる整形外科クリニックとして、
社会性、教育性、収益性の高い
交通事故診療を増やす取り組みも強化して、クリニックのさらなる発展を目指されてはいかがでしょうか。
交通事故診療の強化に向けた
具体的なアクションを知りたいという方は、
下記セミナーにて、実際の事例をもとに解説いたしますので、
ぜひ、セミナーにご参加ください。
交通事故診療の”大変さ”を解消するノウハウを大公開!
地域に根差す整形外科クリニックにとって、
交通事故診療の強化はクリニックの持続的な成長に欠かせないものだと思います。
一方で、医療保険とは違った交通事故診療特有の対応や業務の大変さから、
取り組みづらいという印象が業界全体に根強くあったかのように思います。
そこで、今回は、交通事故診療を強化し、
診療の柱の一つとして確立されている
うえだ整形外科クリニックの院長 上田 英範 氏をゲストとしてお招きし、
交通事故診療の大変さを解消しながら
無理なく強化するノウハウを大公開するセミナーを企画させていただきました。
下記に当てはまる先生方はぜひご参加ください!
☑ 患者さんの訴えや保険会社からの治療費の打ち切りに挟まれ、対応に困っている方
☑特有の症状や制度の相談などが大変なのにも関わらず、スタッフからの協力が得られにくく困っている方
☑交通事故に遭ってから1ヵ月以上経過して書類だけ書いてほしいという方が増え、その対応に困っている方
☑交通事故患者が増えても大変さが増すことが無く、無理なく成長している成功事例を知りたい方
☑地域に根差した整形外科クリニックにおける交通事故患者の最新の対応方法を知りたい方
<開催日時>
2024/06/30 (日) 14:30~17:30 船井総研グループ 東京本社 サステナグローススクエア TOKYO【八重洲】
2024/07/07 (日) 13:00~16:00 株式会社船井総合研究所 大阪本社
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この記事を書いたコンサルタント
今 勝彦
札幌医科大学を卒業後、作業療法士として、急性期~回復期脳神経外科病で勤務。
現場での臨床や指導経験に加え、大学院での研究、学会発表等幅広い経験を持つ。
船井総研入社後は、臨床経験をもとにした業績向上、医療の質向上のために、運動器リハビリの立ち上げ、集患対策、マネジメントなど様々なコンサルティングを実施している。