【船井流シェア理論とは?】今目指すべき年商規模とは!?
目次
平素よりお世話になっております。
船井総合研究所の大石浩之です。
突然ですが、皆様は「自院が周辺地域において、どのくらいの売上シェアを占めているか」把握されておりますでしょうか?
「把握していない・・・」
「そもそも、売上シェアがよく分からない・・・」
という先生も多いのではないでしょうか?
今回は、船井流シェア理論をもとに、
自院の商圏内シェア(自院の立ち位置)についてお届けします。
シェアの算出方法
シェアの算出方法は、下記となります。
(※今回は美容医療市場で計算しております。)
商圏内シェア=医院の売上÷市場規模×100
例として、商圏人口10万人の地域で、美容売上3000万円/年(250万円/月)のAクリニックのシェア率を計算してみます。
① 国内の美容医療市場が約4,000億円/年(推計)
② 国内の美容医療のマーケットサイズは約4,000億円÷約1.24億人=約3,200円。
※美容医療のマーケットサイズ:1人が1年間で美容医療施術・商品に使う金額
③ この商圏人口10万人の市場規模は約3,200円×10万(人)=3.2億円
④ 医院の美容売上が3,000万円/年のため、商圏内シェアは3,000万円÷3.2億円×100=9.4%
Aクリニックは9.4%の美容医療のシェアを確保していることになります。
船井流シェア理論で、9.4%は「存在シェア」となります。
【船井流シェア理論】
独占シェア(74%)
:対抗できる勢力が現れても将来にわたって安定して勝てる状態。まず絶対に安全。
相対的独占シェア(55%)
:余裕がある独占状態。絶対的ではないが相対的に安全。
相対シェア(42%)
:現在、敵はいないが、将来有力な敵が現れるかもしれない状態。
寡占化シェア(31%)
:圧倒的1番店シェア。別格の強さでその地域では通常、競合がない状態。
トップシェア(26%)
:1番店シェア。明らかに1番店である。ロイヤリティが高く、地域ではそのクリニックを知らない者がいないレベル
トップグループシェア(19%)
:1.5番店シェア。同レベルのクリニックと抜きつ抜かれるし争っている。1位であっても安定していない状態。
優位シェア(15%)
:2番店シェア。競合の中では頭ひとつ程度飛びぬけてまずまず流行っている状態。
影響シェア(11%)
:3番店シェア。他クリニックに影響を与えるクリニックではある。他クリニックが視察に来るレベル。
存在シェア(7%)
:やっと存在を認めてもらっている状態。しかし、クリニック名やクリニックの存在は十分に伝わっていない。
非存在シェア(3%)
:クリニックの存在が知られていない状態。
ここまでお読みいただいた先生方は、
ぜひ自院の商圏内シェアを算出いただき、自院の立ち位置を整理いただけると幸いです。
他院に負けない独自固有の長所をつくり上げ、地域一番院になることで、
今後より競争が激しくなるであろう美容医療市場でも、業績を継続的に伸ばすことが可能になります。
そのためには、トップシェア(26%)を目指していきましょう。
すでにトップシェア(26%)以上の場合は、分院展開により商圏を広げていく必要があるでしょう。
今回、商圏内で約23%とトップシェア(26%)に迫るシェアを誇る、クリニックの院長にご登壇いただき、具体的にお話いただく場をご用意いたしました。
自費売上UPさせたい先生は、是非ともご参加いただき、自院の自費売上アップ・商圏内シェアアップにつなげてくださいませ。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
皆様のご参加を心よりお待ちしております!
この記事を書いたコンサルタント
大石 浩之
早稲田大学卒業後、船井総合研究所に入社。
入社後は、経営理念策定・10年ビジョン策定コンサルティングに携わり、現在は皮膚科・美容皮膚科のクリニックを専門としてコンサルティングをおこなっている。
集患のサポート(主にwebマーケティング)や、スタッフマネジメントのサポートをおこなっている。短期的な業績アップだけではなく、長期的な目線で経営者に寄り添うコンサルティングを行っている。