新規集患だけでは不十分!?患者数増加に向けたリピーターの確保術

いつもめでぃまが!をお読みいただきありがとうございます。
船井総合研究所の今勝彦です。

さて、さっそくですが、
みなさまは、患者数の確保に向けて、
どのような対策をされていますでしょうか。

新規ホームページを作成するというようなWEB対策を行い、
新規患者さんの集患対策をしているクリニック様も増えているかと思います。

集患できるホームページの作成、
リスティング広告(WEB上の広告)、
Googleマップやポータルサイトの対策、
などのWEB対策は、新規集客数に大きな影響をもたらします。

ただし、安定して患者数を確保するためには、
新規集客の対策だけではなく、
再初診数や再診数の確保、
すなわち、リピーターを増加させていく対策も必要です。

そのためには、
通院指導の統一、効率化対策、接遇強化、デジタル化による利便性アップなど
さまざまなアクションが考えられるかと思います。

今回はそれらのさまざまなアクションの中から、
再診数の確保にむけた
【適切な頻度でご来院していただくため】の対策について、ご紹介をいたします。

適切な頻度でご来院していただくための仕組みづくり

今回は来院の目安を明確にお伝えする事で、
適切な頻度で患者さんにご来院していただくためのアクションをお伝えします。

「次回の来院がいつかよくわからない」
「来院目安は言われたが忘れてしまった」
「来院時期を細かく言われていない」
「どれくらいの頻度で通院してよいのかわからない」

これらのようなことが原因で、
患者さんの次の来院が遅れてしまう、
場合によっては、患者さんが途中離脱をするということが起こります。

そのような場合には、
次回来院を忘れることなく
適切な頻度で通っていただけるような仕組みづくりが効果的です。

実際に行われている取り組み事例について、3つ紹介します。

次回の来院目安を明確にする

①次回の来院目安を紙で渡す

次回の来院目安を口頭のみでお伝えするのではなく、
次回の来院目安を紙に記載して、お渡しするということです。

口頭のみの伝達では忘れられてしまう可能性もあるため、
来週の金曜日、来月の2週目頃などの次回の来院目安と
〇〇検査を行う、検査の結果説明を行うなどの次回の実施事項を
紙に明記して、お渡しします。

また、単に次回の来院目安の紙を渡すだけではなく、
工夫を凝らしてみると、効果的です。
小さな工夫の積み重ねをして、効果を最大化していきましょう。

【工夫例】
・記憶に残りやすく大切に保管いただけるよう医院ロゴや写真をのせたり、カラーで専用用紙を作成する
・すぐに無くしてしまうことがないような大きさの用紙にする(A5など)
・冷蔵庫にはっておくようお声がけする

また、最近はWEB予約システムを導入されるクリニック様も増えています。
次回来院予約を予約システムでとり、
予約についてのご連絡を、
メール、SMS、LINEなどでお送りする機能を活用されているケースもありますので、
予約システムの導入から対策をご検討いただくのもよいかと思われます。

②ハガキを出す

検査の実施、検査の結果説明等を予定している方に関して、
ハガキをお送りするクリニック様もございます。

実際にハガキを出すことがきっかけで来院される患者さんもいます。
50名ほどに送って、2~3名がご来院されるというようなケースもあります。

ハガキ50枚で約3150円ほどで、2~3名来院されるとなると、
それだけで十分な費用対効果はあります。

何より、通院されるべき患者さんにご来院いただくことは、
患者さん自身のご健康のためにもなると思われます。

また、ハガキには
院長やスタッフのお写真、
ひとこと直筆のメッセージを添えることで、
反響率が高まりやすいので、ぜひご検討ください。

③リハビリにおける通院指導
交通事故治療の患者さんのリハビリや予約のない物理療法・リハビリの場合、
どれくらいの来院頻度で来るべきかわからなく、
その結果、適切な通院頻度ではなくなり、途中離脱してしまうケースもあるかと思います。

その場合は、患者さんにあった適切な来院頻度をしっかり伝えることが効果的です。

リハビリの通い方についての説明用紙を作成し、
紙としてもお渡しされるクリニックさんもございます。

また、ここでのポイントでは、
診察室内の医師・スタッフ、リハビリ室内のスタッフが
統一した内容をお伝えするということです。

異なった内容を案内することは、不信感につながる場合もありますので、
診察室とリハビリ室の連携を強化して、
通院指導のフローを作ってみていただければと思います。

今回は、適切な頻度で患者様に通っていただくための
来院目安を明確にお伝えするアクションをご紹介いたしました。

患者さんが適切な頻度で継続的に来院されることは、
毎月の患者さんの増加につながります。

ぜひ、明日からの取り組みの参考になれば幸いです。

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ここまで、お読みいただきありがとうございました。
次回のメルマガもお楽しみに。

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<開催日時>
2024/03/03 (日) 13:00~16:00 @船井総研 東京本社
2024/03/17 (日) 13:00~16:00 @船井総研 大阪本社”

この記事を書いたコンサルタント

今勝彦

プロフィール詳細

札幌医科大学を卒業後、作業療法士として、急性期~回復期脳神経外科病で勤務。
現場での臨床や指導経験に加え、大学院での研究、学会発表等幅広い経験を持つ。
船井総研入社後は、臨床経験をもとにした業績向上、医療の質向上のために、運動器リハビリの立ち上げ、集患対策、マネジメントなど様々なコンサルティングを実施している。

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