店舗のポテンシャルを最大化させる「仕組み」、それは『管理者会議』だった!
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いつも調剤薬局経営支援メルマガをお読み頂きありがとうございます。
船井総合研究所の栗原でございます。
日々経営者からの相談を受ける中で
管理者育成に関しての課題は依然として多く、
・業績が悪化しているのに危機感がなく、数字に興味がない…
・現場に入ることが正義。管理者としてのマネジメントマインドがない…
・管理者ストップがかかって施策が進められない…
上記のような”あるある”が多く聞かれます。
薬価の低下やこの度の調剤報酬改定をうけて、
業績が低迷してしまっている企業も少なくありません。
ただ、その中でも確実に管理者が育ち、店舗収益の最適化を実現している企業があります。
その違いは何でしょうか?
成功している企業は従業員育成、業績アップにズバっと刺さる
「仕組み」を作り、成長しています。
店舗のポテンシャルを最大化させる「仕組み」、それは『管理者会議』だった!
組織の99%はトップで決まる。
つまり店舗の業績は薬局長・管理薬剤師で決まるのです。
理想は、経営者が早く現場を離れ、自身の右腕となる幹部を育成し、
その方々に店舗運営を担っていただくことです。
しかし、そういった理想が分かっていても
・時間がなく管理者育成に時間がかけられない…
・適切なアプローチと仕組みがわからない…
・色々試したが、結局うまくいかなかった…
といったケースも多いでしょう。
複数店舗を経営する忙しい経営者でも
「管理者をまとめて育成」し「店舗収益を上げる」
そんな欲張りを唯一叶えられるのが「管理者会議作り」です。
よくある”業績が伸びない管理者会議”の特徴
「管理者会議なら、当社でもやってるよ!」という方も少なくありません。
ただし、深く話を聞いてみると下記のような
誤った管理者会議をしているケースが多くあります。
あなたの会社の「管理者会議」はこのようになっていませんか?
□単なる情報共有の場になってしまっている
□経営数値が共有されていない
□参加者からの発言がなく、聞いているだけになっている
□会議後のアクションが具体化されていない
□管理者が愚痴をこぼす相談の場になってしまっている
□なんだかんだ理由をつけて、業績を伸ばすアクションを実施していない
□オンライン開催で、店舗業務をしながらの「ながら参加」になってしまっている
このようになってしまっている企業様は要注意です。
どんなに時間をかけて管理者会議を実施していても、
これでは管理者会議で店舗のポテンシャルを最大化させることは困難です。
店舗の収益を最適化させる「管理者会議」のやり方
管理者会議を実施することによる成果を最大化させるために、
”効果的な”管理者会議にするためのポイントをお伝えいたします。
月に1回、薬局長や管理薬剤師などの店舗管理者が集う会議を活用して、
経営状況の把握と管理者育成を行います。
管理者会議では、各店舗の数値管理表の雛形を作り、それを基に会議を進めます。
会議の具体的なポイントは以下です。
①事前に数値管理表を入力させる
②会議で数値管理表を基に1ヶ月の振り返りを発表させる
③発表後に他の管理者に質問をさせる
④発表後に他の管理者に指摘させる
⑤次月のアクションを決めさせて、振り返りシートを提出させる
ただ事務連絡をする、数字が入った資料を確認して終わり、だけでなく
上記5つの仕組みを盛り込んだ会議を経営者が事業部長が取り仕切り、
各店舗の発表に対するフィードバックコメントを送ることが重要です。
管理者自身に発表をさせることによって、思考が整理され、
やるべきことやあるべき姿が意識されるようになります。
最初は質問や意見が少ないかもしれませんが、
この会議を定期的に実施することで徐々に参加者の積極性が高まり、
相互のアドバイスや支援が生まれ、各店舗のPDCAサイクルが活発化します。
「能動的」に「まとめて」管理者を育てるのであれば
会議を正しく活用することがベストと言えます。
…いかがでしょうか。
より詳しい手法を知りたいという方は
・3月17日(日)13:00~16:30 @船井総合研究所東京本社
・3月24日(日)13:00~16:30 @船井総合研究所大阪本社
にて開催される【管理者会議の活用で店舗収益最適化セミナー】へご参加ください。