業務効率化に向けて、デジタルツールを最大限有効活用していくためのポイント

いつもめでぃまが！をお読みいただきありがとうございます。
船井総合研究所の今勝彦です。

ここ2-3年で、WEB予約、WEB問診、自動精算機などの
デジタルツールを導入されるクリニックが増えてきています。
また、多くのクリニックがこれから導入することを検討されているのではないかと思います。

これらのツールは、
今までは他のクリニックとの差別化要素の一つとなっていましたが、
今後はよりスタンダードなものになってくるでしょう。

一方で、これらのシステム・ツールを
クリニックでうまく使いこなせていますでしょうか。

”スタッフがあまり使用していない”
”業務時間が増えてしまった”
という声もよく聞かれます。

そこで、今回はデジタルツールを使いこなすためのポイントについて解説いたします。

コロナをきっかけに
できるだけ非接触で、蜜を避け
少ない人数でも対応できるように
WEB予約、WEB問診、自動精算機などの
デジタルツールの導入が一気に進みました。

もちろん、利便性の向上、効率化の推進を
一番の目的としている場合もあるかと思います。

一方で導入したにも関わらず、
現場での使用率が上がらない
スムーズに進まないといった声も多く聞かれます。

その原因としてはいくつか考えられますが、
その中の３つについて解説します。

・導入する背景や目的がわからない

まずは導入する目的をスタッフに説明することがポイントです。
導入決定後の企業との打ち合わせに主任スタッフに参加してもらったり、
スタッフ全員に説明会を実施することで、
スタッフが導入の目的を理解するまで、サポートしていきましょう。
スタッフ説明の際には、質疑応答を行う機会を設けることで
スタッフへの浸透を詳細まで促していく必要があります。

・使い方がわからない

一度の説明だけでは、使い方を覚えきることが難しい場合があります。
デモや練習、ツールの企業のサポートを通じて、
本格的に活用するまでのスケジュールを立てて取り組みましょう。
また、起こりうる課題や患者さんからきそうな質問を
事前に想定したうえで、取り組むことがポイントです。

・新しいことに取り組む不安がある

新しいツールが導入されると、
取り組む業務が増えるのではないかといったことから、
なかなかスムーズに浸透しない場合があります。
デジタルツールが浸透すると、
スタッフ・患者さん双方に大きなメリットがあります。

説明会などを通してスタッフの疑問を少しでも解消しながら、
他院での成功事例も共有し、
デジタルツールが浸透するまでのサポート体制を整えることが必要です。

デジタルツールの活用は、
今後ますますスタンダードとなっていくでしょう。

ただし、クリニックの状況に応じて、カスタマイズが必要です。
各クリニックの運営やオペレーションにマッチしていくと、
業務・診療の効率化、患者満足度アップに大きくつながります。

デジタルツールを導入する際は、
オペレーション全体を見直したうえで、
患者さんへの案内、スタッフの役割を明確化する必要があります。

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