どうなる2023年!?眼科クリニック経営を考える
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いつも、ご覧いただきありがとうございます。
眼科クリニックのコンサルティングをしている野田です。
当コラムは、眼科クリニック・眼科診療所の経営課題について、コンサルティングの医療現場で実際に起きていることをもとに、解決方法になるヒントをお伝えしています。
どうなる2023年!?眼科クリニック経営を考える
臨床眼科学会も終わり、いよいよ2023年体制に向けて動き出す先生方も多いと思います。
詳細は後述させていただきますが、昨年の今頃はどんな状況でどんな話をしていたのでしょうか?
今年もコロナ対策が頭から離れなかった1年ではありましたが、8月お盆以降は徐々に患者さん戻りを実感されている先生方も多いと思います。
当コラムでは今年2022年のトレンドも織り交ぜながら数回に渡りお伝えしていきたいと思います。
弊社で毎年年末から年始にかけて開催している経営セミナーですが、ここ数年はオンライン開催になっています。
こちらのセミナーでは1年~3年先に目指したい方向性を具体的にお話しています。
2021年末も多くの先生方にご参加いただきましたが、そのセミナーでは主に以下のことをお伝えして経営に役立てていただいております。
2021年は新型コロナウイルスが猛威を振るい、緊急事態宣言も春と夏に、重なるようにしてまん延防止等重点措置も多く出されていました。
眼科クリニックの経営において、それらの期間そのものが影響したというよりは、患者さんの心理によって外出機会を損失したことの影響が大きかったです。
医療機関には行くけれど、頻度を下げておいて薬をたくさんもらおうか、白内障手術は今ではなくて少し伸ばそうか、といった心理です。
2021年末には更に大きな波となってきましたが、同時に患者さんのほうも感染予防対策により利用の仕方に慣れてきたこともありました。その影響か、コロナ禍は、以前に比べて「患者さんの来院時間や混雑日がバラバラになった」「読みにくくなった」というお声も現場では良く聞かれました。
そんな政策・外部環境にも影響される1年ではありましたが、2022年は春から夏にかけスタッフさんの罹患も相次ぎ、繁忙期の診療継続に危機を抱いた先生方も多かったと思います。
弊社では人財(人材)不足やコロナの先行きの不透明感も見据え、スタッフさんの業務のマルチ化を数年前からご提案してきました。
眼科クリニックの場合は、当日の検査担当3名といったところも多く、1名欠けるだけでスムーズな診療に影響をきたします。そのような場合も想定し、誰がどこを手伝えるのか、日頃から業務の幅を広げていくことで、ヘルプにも入りやすい状況を目指します。
もちろん、1部門に大勢のスタッフさんがいるクリニックでも変わりません。スタッフ欠員が出ても診療人数はいつも通りであれば、スタッフ1名にかかる負担は増します。
専業化するかどうかは別として、他部門の業務を知り、一部できるようにしておくことはこれからのクリニックにおいて必須です。
既にマルチ化できているクリニックでも、誰にどこまでやってもらうかはまた少し別の課題になりますので、個々で対応していくことになります。
マルチ化ひとつとっても時間がかかりますが、1年~3年後にじわじわ効果を発揮してきます。
2023年も是非前向きに取り組んでいただきたい項目としてお伝えしました。
今回は以上です。是非2022年12月から開催のオンラインセミナーもご参加いただき、2023年クリニック経営にお役立てください。
2022年12月よりオンライン開催!定番の眼科クリニックのための経営セミナー2023
毎年恒例、眼科クリニックのための経営セミナーです。2022年の振り返りと2023年の時流を知るセミナーです。
2023年の目標を立てる先生方も、更に白内障手術やレーザーを伸ばしたい先生方、採用にお困りの先生方、いろいろな目標・課題をお持ちだと思いますが、是非定番の当セミナーにご参加いただき、参考にしてください。
今年も参加しやすい年末年始を挟む5日程開催です。ご都合の良いいずれかの日程にご参加ください。オンラインで2時間のセミナーです。
この記事を書いたコンサルタント
野田 陽一郎
安定した医院経営のお手伝いをしております。
医院の状況、院長の想いに合わせたアドバイス・現場での実践を得意としております。
安定成長させるクリニック経営、しっかりした診療を提供しながら利益もしっかり残すクリニック経営に関するお悩みは、ご相談ください。