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いつもめでぃまが!をお読みいただきありがとうございます。
船井総合研究所の伊佐です。
全国の整形外科クリニックの院長が集う、
整形外科経営を共に考える勉強会「整形外科経営研究会」を
2022年7月3日(日)に開催しましたので、ご報告いたします。
4月の例会に引き続き、新型コロナウィルス感染対策を徹底した上で、
・来場型開催
・WEB開催
を組み合わせた形で開催いたしました!
本メルマガでは当日の内容を一部ご紹介させていただきます!
【ゲスト講座:大分の小さな家電屋が日本最大級の家電屋に勝った奇跡のストーリー ~我々が勝てた理由は「経営理念」にあった~】
今回は、有限会社カデンのエトウ 専務取締役 江藤 健続 様をお招きし、
大分県佐伯市の小さな家電屋さんが突如目の前にできた大手家電量販店に対して、
負けずに戦って勝つまでの痛快ストーリーについて、ご講話いただきました。
本講座のテーマは「経営理念で飯は食えるのか?」でした。
有限会社カデンのエトウさまは
大手家電量販店のオープン1年前から、
・買い控えによる売上減少
・スタッフ流出の危機
といった大ピンチを迎えましたが、
分かっているようで分かっていなかった経営理念を見直すことで
この大ピンチを乗り越えられました。
「我々は何者なのか?」というところから見直し、
自分たちのアイデンティティーを明確にして、
アイデンティティの表現(ブランディング)に取り組まれました。
皆様は経営理念をお持ちでしょうか。
整形外科クリニックの経営においても、経営理念は欠かせないものであり、
参加された先生方からは
「苦労された話と成功事例を聞くと大変感化され、やる気になります。」
「感動しました」というお声をいただいております!
【船井総研講座:”SDM×医療接遇”の浸透を通じて、固定客化を目指した事例紹介 ~患者視点の新たな医療接遇の形で患者”ファン化”を目指す~】
整形外科クリニック業界の市場性をライフサイクル理論に当てはめると
今後は安定期に進んでいくことが考えられます。
そこで必要になるのが、固定客化力の強化であり、
運動器リハビリや再生医療等の商品(モノ)による差別化から、
クリニックそのものや人の対応等の存在(コト・ココロ・オモイ)による差別化が
必要になってきます。
そこで、今回の船井総研講座は、”患者視点に立った医療提供・患者対応”を
テーマに講演をさせていただきました。
弊社が多くの整形外科クリニックの現場を見学させていただくと、
ほとんどのクリニックにおいて、
「こちら都合の視点での事実を伝えるだけ」になっている状況を
本当に良くお見かけします。
例)
患者様 「今日、先生のリハビリを受けたいのですが、、、」
リハ助手「今日は予約が埋まっているので、リハビリは機械だけです。」
患者様患者様 「会計はまだですか?」
受付 「まだです。まだ会計に上がってきていないです。」
患者様 「膝が痛いです。」
理学療法士「わかりました。身体をチェックしますね。(突然、足を持つ)」
こちらに違和感を覚える先生方もいるかと思います。
事実を伝えてはいるのですが、
患者視点に立った対応・伝え方はあるはずです。
こういった事例に対して、
ただ単純に接遇を教えるのではなく、
・整形外科業界の時流と地域におけるクリニックの立場から考える
自分たち(スタッフ)の役割を知る
・共有意思決定(SDM)を知る
・医療接遇の基本を知る
・カタチではなく、ココロに寄り添うSDMの概念を活用した医療接遇を知る
・受付・リハ助手だけでなく、
医療専門職(理学療法士、看護師)にとっての医療接遇を知る
・ロープレで実践する
・インプットをアウトプットする仕組み作り
・患者アンケートによるNPS(ファン化)を分析する
・患者さんのお声をいただく
を実践して成果を出しつつある整形外科クリニックの取り組み事例を
皆様とご共有をさせていただきました。
【院長による院長のための情報交換会】
整形外科経営研究会の中でもご好評いただいている情報交換会!
参加された先生方で成功事例や失敗事例をご共有いただいたり、
それらの事例に対する質疑応答で盛り上がるお時間です!
情報交換会の中で出た議題を先生方にもご共有させていただきます。
「医療接遇は専門職、非専門職なんて関係ない!」
“医療接遇”はどこのクリニックにおいても課題として挙げられており、
地域No.1クリニックに近づけば近づくほど、
“医療接遇”への力の入れ方は変わるようです。
中でも、“医療人として”という言葉が頻繁に飛び交いましたが、
そもそも“非専門職”を医療人として評価する(給与面を含む)ことで、
研修だけでなく、レベルの引き上げをされているクリニック様もございました。
どこかで、“受付・リハ助手は非専門職だから、、”という思いを持たれていた先生は
参考になるお言葉になるのではないでしょうか。
その他にも、多くのディスカッションで盛り上がりました。
整形外科経営をしていると、
同じ悩みを抱え、それを乗り越えている先生方が必ずいます。
今回、初参加いただいた先生より、
「経営安定に満足することなく、さらに上を目指す先生がいることを知ることができた。」とコメントをいただき、「大変満足」のご回答をいただいております。
次回の開催日は9月11日(日)となります!
整形外科経営研究会は無料お試し参加を随時募集しておりますので、是非お気軽にお問合せください!
皆様、最後までお読みいただきありがとうございました!
次回の「めでぃまが!」もお楽しみに!
安定して月商2,000万円を超える整形外科クリニックの作り方
多くの整形外科クリニックの院長先生から、
「クリニックがどこまで成長できるか?のイメージが湧かない」
ということをお伺いします。
医院の業績アップ対策は、クリニックの成長段階でさまざまです。
新規患者の集患は当然ですが、
来院いただいている再診患者の固定客化や通院コントロールなど、
クリニックの状況に合わせた対策が必要です!
今回は月商2,500万円(年商3億円)までに必要な
安定して月商2,000万円を実現させるための売上計画の立て方から
アクション実行までを学んでいただき、
今後の医院経営の一助となりましたら幸甚でございます。
この記事を書いたコンサルタント
伊佐 常紀
神戸大学大学院にて、博士号(保健学)を取得。複数の査読付き英語原著論文を執筆。理学療法士として整形外科クリニック、看多機に5年間勤務。研究活動、臨床経験と幅広い経験を活かして、地域の中で生涯を健康に過ごせる社会を実現するため、一つひとつの法人が抱える課題に寄り添い、院長やスタッフの皆様が目指す医院作りをサポートしている。