目次
いつもめでぃまが!をお読みいただきありがとうございます。
船井総合研究所の今勝彦です。
今回は、診察室内のオペレーションについてお伝えします。
「少しでも待ち時間を減らしていきたいが、
今の患者数を診察するためには、
オペレーションや人員配置をどのようにしたらよいか」
このようなご質問をいただくことが多くございます。
これらを考えていくためには、
現在のオペレーション・業務内容の全体像を捉え、
目指していく診療スタイルを明確にしていくことが大切です。
まずは、
先生とスタッフの作業量・業務内容を整理し、
現状の人員体制で少しでもオペレーションを
スムーズにするために、効率化できる部分を抽出します。
今回は、その中で、
多くのクリニックで共通して挙げられる改善すべきポイントを
2つ紹介させていただきます。
診察に関わる効率化施策
①「待機時間/呼び出し時間」
待合室のレイアウトや呼び出し方法の工夫
(マイクの活用、次の次の人を診察室近くに案内する等)を行うことで、
患者様の診察と診察の間を、短縮することが可能です。
時間を短縮するのみならず、
スタッフから「呼び出しやすくなって動きやすくなった」
患者様から「わかりやすくなっていい」といったお声をいただくことも多いです。
②「事前問診」
最近ではWEB問診を導入されるクリニックが増えていますが、
もちろん、重要なことは事前問診を「使いこなす」ことです。
・診療において事前に聞きたい情報を取れているか
・患者様が答えやすい構成や文言になっているか
・同じことを必要以上に何回も聞いていないか
・実際に診察の効率化や充実化につながっているか
これらを確認し、必要な箇所は改善して、
前問診を充実化することが、
結果的に時間の短縮に加え、満足度の向上にもつながります。
今回ご紹介した効率化ポイントは、
一場面だけでみると数秒~10数秒のことですが、
これらのポイントがだんだん積み重なると、
1日で1時間、2時間、それ以上と多くの時間節約ができます。
これら効率化対策が進むことで、
現状の人員でも、スムーズに回ることもありますし、
取り組むべき課題や補充すべきスタッフ数も明確になります。
もちろん、ゆとりがあることで、
臨機応変な対応がしやすい、有給が取りやすいなどのメリットがあるため、
悪いことではありませんが、
患者数に対する人員配置を考える際には、
クリニック全体のオペレーションを把握した上での、
効率化施策と一緒に検討することをおすすめします。
他院事例を知る
実際に、他の整形外科クリニック行っている
オペレーションや人員配置を具体的に知ることで、
課題解決が円滑に進むことも多くあります。
弊社の整形外科経営研究会では、
全国の整形外科クリニックの事例やノウハウを知ることでき、
情報交換会では、先生同士での意見・情報交換を行う機会がございます。
本研究会の体験ができる
「整形外科経営研究会説明会」を
1月23日日曜日に開催しますので、
まだ、整形外科経営研究会にご参加をしたことがない先生は、
ぜひこの機会にご参加くださいませ(参加費無料)。
※詳細はこちら
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/081529
それでは次回をお楽しみに!
【参加費無料】整形外科経営研究会説明会
本説明会は、弊社の整形外科クリニック特化の経営者コミュニティ「整形外科経営研究会」を無料で体験できる機会でございます。
開催当日はzoomにて、弊社からの講座に加え、コンサルタントやご参加された先生方とお話ができる時間も設けております。
整形外科クリニックを経営する先生方のご参加を心よりお待ちしております。
PT1人あたり年間1200万を売り上げるクリニック経営
本セミナーでは、「クリニック全体ごととして、運動器リハビリ強化にどう取り組んでいくか」を明確にするためのポイントをご紹介いたします。
これから運動器リハビリの導入を検討されている先生、運動器リハビリをさらに拡大していきたい先生にとっても、成功ノウハウとして取り入れていただける内容になっておりますので、ぜひご参加くださいませ。
同じテーマで記事を探す
この記事を書いたコンサルタント
今 勝彦
札幌医科大学を卒業後、作業療法士として、急性期~回復期脳神経外科病で勤務。
現場での臨床や指導経験に加え、大学院での研究、学会発表等幅広い経験を持つ。
船井総研入社後は、臨床経験をもとにした業績向上、医療の質向上のために、運動器リハビリの立ち上げ、集患対策、マネジメントなど様々なコンサルティングを実施している。