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いつもめでぃまがをお読みいただきましてありがとうございます。
眼科コンサルタントの野田です。
今回は例年と異なる繁忙期対策についてお送りします。
眼科の繁忙期は例年、ゴールデンウィーク前後から始まり、8月お盆頃まで続くのが一般的です。
主に学校検診などがあり、子供の初診が増えることなどが大きな理由です。
もちろん、今年はそこに大きな変化がありました。
厚生労働省が社会保険診療報酬支払基金データをもとに発表した資料によれば、眼科診療所のレセプト枚数は、昨年同月比で
2月 103.3%
3月 83.7%
4月 65.7%
5月 67.6%
と大幅に落ち込みました。
この患者さんの診療自粛の戻りが、早いと6月末頃から、だいたい7月からは戻ってきています。
また、エリアによって異なりますが、多くのエリアでは例年学校検診を実施していた春先は自粛により、検診が中止または延期になったところがほとんどです。
学校再開とともにすぐ実施したエリアと夏以降に開始するエリアと都道府県によっても方針は大きく異なったこともあり、今年の繁忙期は8月以降に来るクリニックが多くなっています。
例年だと秋のこの時期は端境期で一息つけると考えている先生方も多いと思いますが、今年は短い夏休み期間に子供が集中して大変だったというクリニックも多く出ました。
7月、8月と患者さんが例年以上に多く来院したところも多く、今年はそれがこのままだと秋以降も継続する流れになります。
密対策と同時に例年以上の患者さん対応をしていくためには、当然いつも通りの診察では対応しきれなくなります。
今年の対策のポイントとして、極力院内の滞在時間を減らす必要があることから、駐車場の待合などはご家族、子供連れを中心に積極的に活用いただき、スタッフの手間が多くならないように呼び出しシステムを導入するなどの対策をしていただいています。
また、使える患者さんからになりますが、WEB(事前に自宅から送信)やクリニックWEB(タブレット活用)での問診も多く導入が進みました。
白内障手術の術前説明を動画に切り替えたクリニックもありますし、自動会計機・キャッシュレス対応に切り替えたクリニックもあります。
それらは本格的に活用していくのはこれからというクリニックも多いですし、久しぶりの患者さんへ変更点の丁寧なフォローは必要ですが、今の時期に内部でそういった対策がしっかりできたクリニックはコロナ終息後に強いクリニックになることができますので、この繁忙期こそ変化する良い時期になります。
この春夏に考えたけれど、まだ取り組めてない部分がある先生は積極的に導入、取り組んでいただければと思います。
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この記事を書いたコンサルタント
野田 陽一郎
安定した医院経営のお手伝いをしております。
医院の状況、院長の想いに合わせたアドバイス・現場での実践を得意としております。
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