先生、こんにちは。
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今回のクリニック開業虎の巻は、「LINEドクター参入によるオンライン診療のこれから」と題してお送りしたいと思います。
さて、国内においてはコロナの第1波がようやく終息しつつありますが、万が一に備え、これからコロナ第2波の準備をしておくに越したことはないでしょう。
気温が下がる11月ぐらいから注意が必要だと思いますが、今回の第2波はインフルエンザ、コロナの同時流行に備える必要があります。
今年の4~5月のコロナ第1波でダメージを受けたクリニックは同じ轍を踏まないように万全の対策を取ってください。
例えば、インフルエンザ、コロナ患者を選別するために入口に体表面温度を測定できる赤外線サーモグラフィーを設置する。
待合室の三蜜対策として、WEB予約制・順番予約制を導入する。
ドクター・スタッフの感染対策として、アルコール、マスク、フェイスシールドなどを備蓄する。
オンライン診療を導入する。
そして、それらをWEBでしっかり告知する。
オンライン診療に関しては、先週、「LINEヘルスケア」がオンライン診療のシステム「LINEドクター」の事前申し込みをスタートさせました。
https://linehealthcarecorp.com/ja/lp/common/recruit/clinic-202009
2019年にLINEヘルスケアが設立されたとき、私のブログに書かせていただきましたが、
https://ameblo.jp/jiyushinryoconsultant/entry-12435514992.html?frm=theme
これから少しずつ診療圏の概念が崩れていくかもしれません。
LINEヘルスケアは、日本で1番のドクター情報を持っているM3と、日本人が一番利用しているSNSのLINEが設立した会社です。
オンライン診療事業のファーストステップは、クリニックへLINEドクターのシステムを導入し、シェアを拡大させる。
日本一ドクターへ広告宣伝する力を持っているM3。
日本においては人口の約67%、約8,400万人がLINEを利用しているため、他のオンライン診療のシステムと比べ、患者がLINEドクターを利用しやすく、一気にシェアを獲得する可能性があります。
そして、次のステップは診療圏を全国とし、専門医のドクターと専門医に診てもらいたい患者をマッチングさせたオンライン診療。
さらには、専門医のドクターと中々症状が改善しない患者のマッチングサービスを提供し、セカンドオピニオンとしてのオンライン診療を広めていく可能性があるかもしれません。
(専門性の高いドクターが、誤診の確率の上がるオンライン診療をどれだけ実施していただけるかは未知数ですが・・・)
そうなると、通常のクリニックは患者が減少したり、マイナスの口コミを増やされてしまう可能性があるかもしれません。
万が一、クリニックに通院している患者で症状が改善しない患者が、LINEドクターでセカンドオピニオンの診察を受け、症状が改善した場合、最悪、Googleのマイナスの口コミを増やされたり、地域で悪い噂を流されてしまうかもしれません。
これから開業される先生はオンライン診療の導入、並びに診療圏が広くなり、競合のクリニックが増えたとしても、最新且つ、より専門性の高い医療を提供していかなければなりません。
ちなみに、オンライン診療で難しいオペなどの診療も、今後は自動運転が普及し、交通運賃が下がりますので、いづれにしても診療圏が拡大し、競合クリニックが増える流れは変わらないと思います
それでは、また。