2023年の心療内科クリニックはどうなる?<2023年2月研究会開催速報レポート>
目次
いつもめでぃまがをお読みいただきありがとうございます。
船井総合研究所の横山でございます。
本日は2月12日(日)に開催された内科経営研究会心療内科分科会の開催レポートをお送りいたします。
2023年最初の例会となった今回も大いに盛り上がった例会となりましたので、開催速報レポートをご確認いただき、今回ご参加いただけなかった方もぜひ次回例会にはお越しいただければと思います。
心療内科業界時流予測解説
船井総研の経営に対する考え方の1つに「時流適応」というものがございます。
中長期的に続くトレンド=時流をつかみ、それを経営にどう生かしていくのか?というものです。
そのためにはまず時流を知っていただくことが必要になりますので、新年最初の船井総研講座では「時流予測講座」を実施致しました。
心療内科・精神科の診療所数、1施設当たりの売上の推移などの統計データを基に、これまでの心療内科・精神科クリニック業界の動向をお伝えいたしました。
さらに医療業界全体の動き等を加味して心療内科・精神科クリニックが今後、どのような動きを辿るのかについても予測を解説させていただきました。
結論として、以前のコラムでもご紹介させていただきました通り、今後業界としては二極化が進み、生き残っていくクリニックと、そうではないクリニックの2つに大きく分かれることになると考えております。
そこで、時流を踏まえ、船井総研として今後必要になってくると思われる対策としては…
①人材開発投資
②ITによるオペレーション改革
③口コミ対策
④自費部門の活性化
の4つと考えております。
時流に合わせた今後の対策
①人材開発投資
皆様もすでに感じられているところがあるかもしれませんが採用は有資格者だけではなく、無資格者でも難易度が上がっている状況にあり、以前とは状況が全く違います。
この状況は今後も続くものと考えられておりますので、他の医院との差別化として「ヒト」への投資をぜひ積極的に行っていただきたいと思っています。
②ITによるオペレーション改革
人不足に伴って、省人化できるところは省人化を進め、オペレーションの改善を図っていく必要があります。
電子カルテの導入やWEB問診・WEB予約による受付・事務回りのオペレーション改善にも取り組んでいただけますと幸いです。
③口コミ対策
皆様Google口コミの対策はしていらっしゃいますでしょうか。
問診などで来院経路を聞いていらっしゃる先生方はお気づきかと思いますが、クリニックを選ぶ際にWEB経由で選ぶ方が増えています。
その際にGoogle口コミもチェックする方も多くいらっしゃいますので、悪い口コミばかりが目立つようですとあまりいい印象を抱いていただけなくなってしまいますので、対策が必要です。
④自費部門の活性化
保険診療での土台が形成できたら自費も活性化させ、患者さんにとっての治療選択肢を増やすことも1つ検討していただきたいことです。
二極化進行後、他院との差別化要素としても大きな役割を果たすものになります。
最後に
本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。
今は予約枠がいっぱいで初診の患者さんの受け入れが中々できない、という先生方も多いくいらっしゃるかと思いますが、業界としてこのままの状態が維持していくことはなく、「再診率が下がってきた」などのご相談をいただくことも徐々に増えてきました。
これから迎える二極化の時代でも生き残っていくために、ぜひ今から対策をご検討いただけますと幸いです。
<初回お試し無料!>内科経営研究会心療内科分科会
全国から経営に熱心な心療内科クリニックの先生方がご参加される、
「心療内科クリニックの経営」に特化した会になっております。
普段、学会などでは相談しにくい、「経営」に関する講座・同じように心療内科クリニックを経営している先生方だからこそ話せる「経営に関するお悩み」をお話できる場となっております。
初回は参加無料となっておりますので、
下記のお悩みがある方は是非是非ご参加ください!
☑ 診察の時間だけでは治療が難しい方に対しての新たな一手を探している
☑ カウンセラーを採用しても売上と人件費が合わずやめてしまった
☑ カウンセリングの単価をあげようとしてもカウンセラーに反対される
☑ カウンセリングの時間延長が頻繁に起きるため予約を枠全体に入れにくい
☑ 自費カウンセリングを行いたいが良いカウンセラーの採用方法が不明確
☑ この地域にニーズがあるのかが分からず一歩踏み込めずにいる
【無料経営相談】心療内科専門コンサルタントの1時間ZOOMコンサルティング
こんな方にお勧めです!
●今後の目標を考える際のヒントが欲しい
●現状から何か新しい手を考えたい
●スタッフのマネジメントの方法が見当たらない
●少し患者数が減ってきているように感じる