目次
いつもお読みいただきありがとうございます!
船井総合研究所の野中でございます。
今回は、2022年2月27日に行われれた研究会のレポートとして
内容を一部公開させていただきます!
奇しくも日程が合わずご参加いただけなかった先生方も
こちらを参照にしていたければと存じます。
今回の情報交換会は2時間にも渡り、様々な議題が出ました。
1,経営に関して
2,治療サービスに関して
3,集患・増患に関して
4,スタッフ採用に関して
5,業務効率化に関して
大きく分けると、上記の内容になりますので
それぞれ特に盛り上がった2テーマずつ抜粋でお伝えいたします。
1,経営に関して
・BVHCに向けて
→アウトカムを集積して、「当院の治療によって、〇〇という疾患は改善率が〇%です」という可視化を出来る時流になってきている
→スウェーデンなどでは、当たり前になってきている文化であり、大きな病院や他の科目の診療所でも取り組んでいるところもある
・離脱患者防止対策
→経営面では、リピートの比率を増やすことが安定経営に対して重要になってくる
→治療効果としても通院が必要な方には再来促進の行動をとれると良い
上記の離脱防止に関して、非常に盛り上がりました!
2,治療サービスに関して
・児童精神科の標ぼう
→加算としては非常に高くなるため、経営面ではメリットもあるが対応できる医者が少ない
→福祉業界と連携することで非常に発達障害の子供やその親に対して良いサービスを提供できるので行うことは非常に社会的なメリットがある
・東洋医学分野
→ヨガや温灸を患者の心を解きほぐすために使ったりしている
→漢方や栄養なども治療の効果を上げるために使い、薬を嫌がる患者様にもとっつきやすい治療を心がけている
3,集患・増患に関して
・HPを新たに作成をしたことにより患者数が非常に増えた
→HP経由だと患者数は増える一方で、キャンセル率が高くなる傾向にある
・地域の福祉施設や介護施設への訪問診療を開始している
→合わせて受診してほしいという依頼が増えてくる
4,スタッフ採用に関して
・Dr採用はなかなか難しい状況になっている
→応募をかけているがサイトだけだと反響が無いため、コネと紹介会社を使い始めている
・事務も最近は取りにくい傾向になっている
→都心と郊外では明らかに違いが出てきている
5,業務効率化に関して
・診察の前にカウンセラーに入ってもらっている
→カウンセラーに入ってもらうことで、話が整理されるため非常にスムーズに可能になる
・可能な限り機械を使って省人化を図っている
→人は人にしか出来ない部分に注力してもらう
船井総研講座
今回の船井総研からの講座は
「 中期経営計画 」と題しましてお話させていただきました。
中期経営計画を作成することで、下記のメリットが得られます。
(1)同じ方向性向いて頑張るスタッフが増える
(2)良い人材からの応募が増えてくる
(3)スタッフ間の連絡がスムーズになり、効率化が進む
(4)医療の質を向上するための時間が取れる
(5)現場をスタッフに任せ、院長に時間の余裕が生まれる
そして、実際に進めていく方法は下記になります。
(1)クリニックの最終ゴールと、基本的な仕事のスタンスの確定
(2)最終ゴールを元に、中期的な数値の目標を決める
(3)最終ゴールや目標を、スタッフ全員に発表する
(4)ゴール達成に向けて、会議を定期的に行いスタッフを巻き込んでいく
(5)1年後に目標を達成できているのかを確認する時間を設ける
上記の内容をある事例企業様の話として
(1)受付が自ら業務の改善提案をしてくる
(2)主任を中心に生き生きと仕事をしている
(3)毎月応募が来るため良い人を採用している
(4)ほぼ残業がなくなってきた
(5)連絡がスムーズになり効率が上がった
(6)毎年売上が120%以上も上がっている
(7)具体的な指示をしなくても結果が出てくる
(8)院長不在でも診察が滞りなく進むため時間が取れる
という結果になった5年間の軌跡をお伝えしました。
ゲスト講座
今回は、ゲスト講師として
船井総合研究所コーポレートリレーションズの柳楽代表取締役に
「 KPI管理から生産性を高める 組織マネジメント論 」という題でお話いただきました。
スタッフや院内の体制に対して
☑ なかなかコスト意識を持ってくれない
☑ 頑張ってます!忙しいんです!と言われる
☑ 新しい取り組みがなかなか進まない
☑ スタッフがなかなか定着せず、採用コストだけが膨らむ
☑ 悪いヒトじゃないんだけど、なんかちょっと。。。という人が多い
というお悩みがある方には、非常に聞きごたえのある内容だったとのことです。
お話いただいた内容は
女性ばかりの間接部門である企業が、マネジメント方法を変えただけで
業務効率が非常に上がるだけではなく、プロフィットセンターとしての機能も発揮し
最終的には残業時間を減らしつつも売上を伸ばした事例をお話いただきました。
クリニックに落とし込んで考えると
☑ 受付の人数を減らしつつ、受付が自費の売上を上げてくれる
☑ 本当に必要な仕事を自ら見つけ出して、業務改善をはかれる
☑ 患者満足度の向上と、コスト意識のバランスを保ちながら生産性を上げる方向性を目指す
などを実現可能にしているといった具合でございます。
具体的な方法としては
(1)業務整理:見える化+全体像把握
(2)目標設定:選択と集中+全体最適
(3)生産性向上:効率化+プロフィット化
というステップをたどるということでした。
最後に
ご参加いただいた先生方からは
・非常に参考になることばかりだった
・非常にやる気が出る内容だった
・この気持ちをなくさないようにしていこうと思った
・こういった普段の悩みを話せる場は無いのでありがたかった
・自分と同じ悩みを抱えている方がいるのだと安心した
というご感想を直接お聞きいたしました。
我々としては「明日から使えるノウハウ提供」を目指しているのですが
その他にも様々なことに価値を感じていただけているため
非常に嬉しい気持ちでいっぱいです。
約2ヵ月に1回の開催になりますので次回は4月を検討しております!
初回は無料でご参加いただけますので、ご興味のある方は是非お申込みくださいませ!
ご参加いただけることを楽しみにお待ちしております!
もし、ご参加を希望の方は、リンクからお申し込みくださいませ!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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この記事を書いたコンサルタント
野中 達裕
早稲田大学を卒業。船井総合研究所に入社。看護師、理学療法士、放射線技師、医療事務などの専門職採用に注力し、小規模から大規模の法人の採用まで規模に合わせた幅広く実績を持つ。また、現場での勤務経験を活かし、医療現場の生産性向上のための診療効率化に対する提案に定評がある。