目次
こんなお悩みはございませんか。
☑ なかなか良い臨床心理士/公認心理師・看護師・事務が採用できない
☑ カウンセリングの体制を整えたいが心理士が揃わない
☑ パートのスタッフが1年以上定着をしない
☑ 職員にパートが多く、シフトのやり取りに時間が掛かる
☑ ようやくスタッフが仕事を覚えたと思ったらすぐにやめる
☑ もっと優秀な人に色々仕事を任せたい!
そんな方は、是非最後までご覧ください。
申し遅れましたが、私は船井総合研究所の野中と申します。
今回のめでぃまがの文章をお読みいただき、皆さまのクリニック運営の新たな取り組みのきっかけが見つかれば幸いです。
どうぞ最後までお付き合いくださいませ。
人材不足だからと諦めるべき?
「 事務さんがもう少し動いてくれたらな 」
「 心理士さんがもっとカウンセリングを張り切ってくれたら 」
「 看護師さんももっと効率を考えてくれたらな 」
など、そういったことを思うケースもあるかと思います。
実際に、まだまだお仕事を任せたいけれどもなかなかお仕事をお任せできないでいらっしゃる先生もおいでかもしれません。
また、中には実際に頼んだけれどもなかなかやってくれないので、既に諦めてしまっている方もいるかもしれません。
そして、「 これで良しとするか 」と思って日々の診察に取り組んでいる先生もいらっしゃるかもしれません。
このようなケースは、採用に注力を注ぐことで解決できることもあります。
医療機関にスタッフが定着しにくい理由
開業して以降20年、30年ずっと同じスタッフでクリニックの運営をしていらっしゃるところもある一方で、なかなかスタッフが定着せずに困っているクリニックもあることは確かです。
こちらは、「 資格職 」というものが非常に大きく影響をしております。
つまり、「 資格 」を持っているが故に、どこでも働けると思っている方が多いということです。
そして、実際にどこでも働けます。
そのため、「 いつ辞めてもいいんですよ 」と思われており
クリニックに対してのロイヤリティーが低い場合がほとんどです。
実際にクリニックにてスタッフさんなどに
なぜこのクリニックで働き続けているのかを聞いてみると
「 続けている理由は、今の患者さんのカウンセリングを途中で投げ出したくはないからです。 」
「 続けている理由は、ここが一番家から近いからです 」
「 続けている理由は、辞めて新しいところを探すのが面倒だからです 」
などと、いった理由を聞くこともあります。
そのような考えを持っているがゆえに
何か自分にとって嫌なことがあったりするとすぐに転職を考えてしまいます。
一方で、ずっと同じスタッフで続けているクリニックもあるのも確かです。
そういったクリニックはどのような特徴があるのでしょうか。
求職者の考えていることは
もちろん、開業してからずっと同じスタッフだけで経営することが最も優れている戦略である訳ではありませんが、優秀な人が残って働いてくださっていることは良いことかと思います。
では、そういった優秀な人を含め、求職者が何を求めているのでしょうか。
おそらくすべての方が3つのポイントを、無意識であったとしても検討しております。
①給与(総報酬)
まずは大前提として、給与です。
仕事と給与は切っても切り離せない関係でございまして、給与額が自分の欲しい額に達していない場合には転職の選択肢にすら入りません。
最近傾向としては、常勤にスタッフの場合には、給与が希望に合致していても福利厚生の部分が希望通りではないと選ばないとおっしゃる方もおりますので、クリニックから貰える全ての報酬がどれほどあるのか、ということが最初に確認される部分ですね。
「 社保完備 」や「 制服支給 」など、実際に行っているが求人情報欄に記載が無いがために、優秀な人からの応募が来ていない場合もありますので、その点もご確認くださいませ。
②働き甲斐
続いて見られるポイントは、働き甲斐です。
どういう視点かというと、クリニックでの業務を通じて「 自分は何が出来るのか 」という視点です。
恐らく、殆どのクリニックでは6割~8割程度は同じような業務になってくるかと思います。
その点ではどのクリニックを選んだとしても同じようにその業務に携わることになります。
まずは、その業務自体が「 どのように行われるのか 」などが一つ目です。
例えば「 問診を取る 」という業務があった際に
WEB問診を導入しているクリニックでは、直接問診をする機会はないかもしれません。
紙で問診をしている場合には、直接お話をします。
お話をすることが好きな方にはWEB問診よりも、直接お話を聞きたいので働き甲斐を感じないかもしれませんが、PCをいじることが好きな方はWEB問診をさらに精度を良くしていくことにやりがいを感じるかもしれません。
さらに、2割~4割程度の他のクリニックではないような業務の場合も同様です。
例えば、TMSを導入しているクリニックでは、普段診療とは違いTMSの対応があったりします。
TMSに触ってみたかったですと、恐らくやりがいや楽しさを感じます。
以上のように、やりがいがどれだけ多いかによって、働き甲斐が決まります。
それらを加味して職場を決めております。
③働きやすさ
最後に働きやすさです。
もちろん、休みの取りやすさやシフトの調整のしやすさなども働きやすさには含まれます。
しかし、最も気にされる方が多いのは「 人間関係 」です。
実際に、長期間同じスタッフが働き続けているクリニックにてスタッフさんにお話を伺ってみますと
「 先生が本当に優しいし、話しやすい 」
「 スタッフ同士が本当に仲が良い 」
などと、人間関係についてお話いただく方も多くなります。
人間関係が良くなるには、最低限コミュニケーションをどれだけとっているのかという部分は必要になっておりますので、スタッフとコミュニケーションをとっていない場合には黄色信号かもしれません。
今後のクリニック経営のために
以上が、求職者の考え方になります。
ポイントをまとめると
①給与に関しては、希望額を超えているのかどうかが最も大切
②働き甲斐に関しては、何をすることができるのかが最も大切
③働きやすさに関しては、人間関係が最も大切
と言えます。
恐らく、優秀な人として想定されている方というのは「 自分で考えて自分で行動できる人 」という先生も多いのではないでしょうか。
そのような方の場合には、ご自身で転職先を探す際に、実際に自分で調べて考えて、全てを比較して行動をします。
そのため、競合のクリニックがどのような求人を出していたりするのかなどを一度調べてみることをお勧めします。
上記の内容を踏まえて、一度「 優秀な人が働きたい 」という職場にしていくための整理に活用くださいませ。
参考になるものはございましたでしょうか。
一部でも参考になったとあれば、光栄でございます。
もし、「 もう少し詳しく聞きたい! 」という方がいらっしゃいましたら
1クリニック様1回限り・1時間のみとはなりますが
無料の経営相談をさせて頂いておりますので
お問い合わせいただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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この記事を書いたコンサルタント
野中 達裕
早稲田大学を卒業。船井総合研究所に入社。看護師、理学療法士、放射線技師、医療事務などの専門職採用に注力し、小規模から大規模の法人の採用まで規模に合わせた幅広く実績を持つ。また、現場での勤務経験を活かし、医療現場の生産性向上のための診療効率化に対する提案に定評がある。