こんにちは。
船井総合研究所の井上でございます。
いつもめでぃまがをお読みいただき、ありがとうございます。
本日は、『業績アップに欠かせない【経営数値の分析方法】』というテーマでお送りいたします。
業績アップを目指す中で抑えておきたいポイントの一つに、「適切に経営数値が見れているか」ということが挙げられます。
「保険点数」や「レセプト枚数」といった”結果”のみを定点観測していても、それは分析とはいえず、また的確な打ち手を導き出すことはできません。
分析すべき項目と、そのポイントを解説いたします。
■保険点数
┗レセプト枚数(実人数)
┗レセプト単価
保険点数は、人数×単価の結果となります。それぞれの要素がどうなっているのかを確認してください。
耳鼻咽喉科において、直近ではコロナの影響でレセプト枚数は伸びにくい傾向があります。
そのため、レセプト単価がとても重要となります。
決して必要のない検査をどんどんやって単価を上げてくださいという話ではありません。
あくまで、患者様にとって必要な検査をしっかりと行っていただければと思います。
さらに今は、診療報酬改訂が追い風となっております。
毎月のレセプト単価を確認して、適切な範囲で単価をあげていきましょう。
また、ファイバー、ティンパノ、聴力検査など、主要な検査は毎月カウントしましょう。
”増やしたいものは計測する”というのが、何かを増やしたいときのポイントです。
■レセプト枚数
┗新患数
┗再初診数
┗再診実人数(レセプト枚数から新患数と再初診数を引いた数値)
レセプト枚数は、上記の3つの数値に分けることが出来ます。
それぞれの項目ごとに、取るべき施策が変わってきます。
例えば、この3つに分解して見れていない場合、「新患数は順調で、再初診、再診実人数に課題があるのだが、HP強化・WEB広告にだけ力を入れてしまう」といったようなことが起こってしまいます。
HP強化・WEB広告など新患を増やすアプローチと、再初診や再診実人数を増やすアプローチでは施策が変わってきますので、分析をしっかり行わなければ、適切な打ち手は見えてこないのです。
新患数の基準は下記を参考にして下さい。
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新患がレセ対比率が20%を切っていると医業収入が伸び悩む可能性が高い。
※3000名以上/年の場合は例外
(再初診・再診が多く、比率が小さくなっているだけとなります)
※あくまで可能性です。例外はあり、再初診・再診が多く伸びていくこともあります。
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■平均通院回数(延べ患者数÷レセプト枚数)
平均通院回数は、コロナ禍では低い数値で推移し続けております。
また、通院回数は先生方の診療スタイルによって決まってくることが多いので、考えていただくこととして、本来再診してほしい患者さんが再診で来ていないということがあれば、再診の必要性や次回受診日のメモなどを渡して受診を促していきましょう。
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今回のめでぃまがが皆様の参考となれば幸いです。
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この記事を書いたコンサルタント
井上 駿
入社後、クリニック、法律事務所のコンサルティングを行ってきた。
現在はクリニックのコンサルティングに専門特化し、耳鼻咽喉科コンサルティング部隊の統括を行っている。
webマーケティングを活用した集患サポートや、スタッフマネジメントを通じた診療効率化サポートを得意とし、多くのクライアントから高い信頼を得ている。