“忙しい耳鼻科”ほど効果的!患者満足度が上がる医療DXのススメ

2025年11月14日 (金)

科目:
耳鼻咽喉科
コラムテーマ:
業界動向 web問診 web予約 診療効率化 従業員満足度調査 接遇

今回は「患者満足度を引き上げる医療DX」というテーマでお送りいたします。

今、患者さんがクリニックを選ぶ基準は「治療の上手さ」だけではありません。
対応の丁寧さ・待ち時間・利便性など、
“受診体験そのものの満足度”が経営を左右する時代になっています。

ただし、スタッフを増やして全体の質を上げる方法には限界があります。
採用難が続く中で、満足度を維持・向上させるには、
仕組みで人を支える運営=医療DXの考え方が不可欠です。

主な満足度の要因

患者満足度を左右する主な要因は、次の5つに整理できます。

【主な要因】
①ドクターの対応
②スタッフの対応
③説明・診断・治療の分かりやすさ
④待ち時間・利便性

①〜③は「人の対応」に関わる領域であり、
混雑時や忙しい時間帯ほどトラブルや不満が起きやすくなります。
どれだけ丁寧に対応しても、業務が集中するとムラが出やすい——
だからこそ、忙しい時でも一定水準を保てるオペレーション設計が欠かせません。

一方で④「待ち時間・利便性」は、
比較的仕組みで改善しやすい領域です。

最近では時間帯予約をはじめ、
WEB問診・WEB予約・自動精算機の導入が進んでいます。
こういったDXツールによって効率化することで、
スタッフの負担を分散し、患者対応に集中できる環境をつくることが望ましいです。

医療DXをうまく活用し、 誰が対応しても一定の品質を維持できる環境を整えること。
それが、患者満足度と口コミ評価を安定させる最も確実な近道です。

今回の医療DXセミナーでは、受付の一部無人化の事例や、
教育のデジタル化などについてご紹介いたします。

ご参加いただけますと幸いです。

この記事を書いたコンサルタント

佐野 徹

慶應義塾大学商学部 卒業。
新卒で船井総合研究所に入社。
大学では経営学を専攻し、人オペレーションにおける最適配置について学んでおり、効率化を目的としたオペレーション改革を得意としている。
入社以来、医療クリニックのコンサルティングに従事し、クリニックが抱える問題の解決に取り組んでいる。

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