今取り組むべき舌下免疫療法の増患施策

2021年04月01日 (木)

科目:
耳鼻咽喉科
コラムテーマ:
集患・ホームページ活用

いつもめでぃまがをお読みいただきましてありがとうございます。
船井総合研究所の久保田でございます。

本日は、
『今取り組むべき舌下免疫療法の増患施策』
と題して皆様にお伝えさせていただきます。

毎年花粉症の患者様は多数いるにも関わらず、
舌下免疫療法を実施する患者様はそれと比べると少ないかと思います。

その理由として、下記のような理由が挙げられます。

〇そもそも一般的にあまり知られていない
〇治療への心理的ハードルが高い
 ・数年間毎日薬を飲む
 ・毎月通院する
 ・そのため費用がかかる
〇治療ニーズが高まるスギ花粉飛散中には開始できない

しかし、舌下免疫療法は適切なタイミングで集患施策を実施することで、増やしていくことができます。
特に、花粉症のピークが過ぎるこの時期こそ、舌下免疫療法を仕掛けるチャンスの1つです。

その理由として・・・・

 

今シーズンは、例年よりは飛散量は少ないものの、
昨年よりもスギ花粉の飛散が多く、
花粉症の症状が辛いという患者様が多かったかと思います。

患者様側の心理としては、
「花粉症の症状が出ているその時」が辛く、
なんとかして症状を抑えたいと思いクリニックに来院されます。

この症状の辛い時に早めの受診を勧められた際には
「来年こそは早めに受診をしよう」と考えるのですが、

いざシーズンが過ぎてしまえば、
喉元過ぎれば熱さを忘れるという言葉が当てはまるように
月日が経ち意識が薄れてしまうことで、
結局なにもしないまま次の花粉症シーズンを迎えることになります。

舌下免疫療法も同様の考え方ができ、
症状が落ち着いてからお勧めされても印象に残らないことが多いですが、
花粉症の辛さが身体に残っている今だからこそ、
患者様への認知の拡大・啓蒙が効果的であります。

そのため、『舌下免疫療法療法』の啓蒙は、今このタイミングで注力すべきなのです。

 

舌下免疫療法の患者様を増やすために、
弊社のクライアント先には、以下のような施策を実施しております。

〇オリジナルチラシを作成し、花粉症の既往歴のある患者様にお渡しする
〇待合室にオリジナルポスターの掲示や院内モニターへの投影
〇LINE公式アカウントにて啓蒙メッセージを配信
〇ポスティング広告

これらを実施するうえでポイントになるのは、
上記でお伝えした心理的ハードルを下げてあげることです。

例えば、下記のようなメッセージを患者様に届ける必要があります。

〇スギ花粉がなくなった時に感じることのできる価値
 ⇒春の時期に思い切りレジャーを楽しめます!
 ⇒仕事、勉強に集中できます!

〇舌下免疫療法の方は別レーンで待ち時間なく診察可能です

〇オンライン診療も可能です

〇費用は、1日にあたり約100円前後で缶ジュース1杯分です

上記はあくまで1例でありますが、
このように、患者様にどのように伝えたら、
「治療したい!」と思っていただくことができるかということを考えることがマーケティング活動であります。

各施策は目新しいことではありませんが、
その中の媒体をいかに作りこむことができるかが成果を左右します。

 

また、先にもお伝えしましたが、
まだ世間一般に広く認知されていない治療法ですので、
とにかく患者様へ認知していただく接点を増やすことも重要です。

今まさに
「今年は昨年よりも飛散量が多く、症状が辛かった・・・」
「やっとピークが過ぎた、毎年花粉症シーズンは憂鬱だ・・・」
と感じている患者様も多いことと思います。

この「花粉症で辛い」と患者様が感じている今だからこそ患者様への啓蒙が効果的であります。
ぜひ、舌下免疫療法の増患を実施される先生方はご参考にしていただけますと幸いです。

 

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この記事を書いたコンサルタント

久保田 駿

プロフィール詳細

首都大学東京(現・東京都立大学)を卒業後、新卒で船井総合研究所に入社。入社後は、土地活用事業、人材紹介サービス事業でのコンサルティングに携わり、現在は医療業界において眼科クリニックを専門としてコンサルティング活動に従事している。
地域の患者様に選ばれるクリニックづくりのために、外来患者の集患や患者満足度を下げずにより多くの患者様を診療を可能にする診療効率化の支援を実施。
特にHPを中心とした集患体制の構築と、院長だけでなく、現場スタッフの意見や患者様から声を鑑みながら、院長・スタッフ・患者様の三方良しを目指した実行サポートを得意としている。
クリニックの業績UPと無理のない診療体制の構築の両面からクリニックの発展に尽力していく。

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