産婦人科・婦人科クリニック経営 更年期層への啓蒙

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更年期症状・障害に関する意識調査

厚労省が実施した、インターネット調査にて、更年期症状・障害に関する意識調査が2022年3月に行われ結果が公表されました。
更年期障害の可能性について尋ねたところ、女性では、「医療機関への受診により、更年期障害と診断されたことがある/診断されている」割合は、40~49 歳で3.6%、50~59 歳で9.1%でした。
一方、更年期障害の可能性があると考えている(「医療機関を受診はしたことがないが、更年期障害を疑ったことがある/疑っている」、「自分では気づかなかったが、周囲から更年期障害ではないか、といわれたことがある」、「別の病気を疑って医療機関を受診したら、更年期障害の可能性を指摘された」の合計)割合は、40~49 歳で28.3%、50~59 歳で38.3%でした。
男性では、「医療機関への受診により、更年期障害と診断された/診断されている」割合は、40~49 歳で1.5%、50~59 歳で1.7%でした。
一方、更年期障害の可能性があると考えている割合は40~49 歳で8.2%、50~59 歳で14.3%でした。

更年期症状を自覚し始めてから医療機関受診までの期間は3か月程度までの合計
女性:40~49歳で9.1%、50~59歳で11.6%
男性:40~49歳で9.2%、50~59歳で6.1%
という結果になりました。
受診していていない割合は、
女性:40~49歳で81.7%、50~59歳で78.9%
男性:40~49歳で86.6%、50~59歳で86.5%
という結果になりました。

やはり、知識や理解が少ないことによる医療機関未受診に繋がっている可能性が高くなっています。

その調査では、更年期に入る前に欲しい(欲しかった)情報も調査項目としてあり、「主な 更年期症状の内容や程度」、「主な更年期症状に対する対処法」と回答した人が全世代を通じで多くなっています。女性では40代で特に情報を欲している結果になっています。

このことからもわかるように、患者さん心理として積極的に情報を得るまでの知識がないまま更年期症状を感じることが多く、受診に繋がっていない可能性はあるようです。

20代で婦人科、産婦人科に関わっていても、時間が経ち、適切な情報提供がなされないまま更年期に入る方も多いですので、LINEやインスタグラムをはじめとして、自院の患者さんには適時、情報を出していける体制づくりも中長期視点では必要となりますね。

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この記事を書いたコンサルタント

野田 陽一郎

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