新型コロナウイルス感染症対策と、今後経営において検討していただきたい3つのポイント

2020年3月24日配信

皆様こんにちは。
(株)船井総合研究所の中右(なかう)と申します。

本日のメルマガは、新型コロナウイルス感染症対策と今後、経営において検討していただきたい3つのポイントをお伝えさせていただきます。

■3月中旬位までのクライアント先様(整形外科)の状況として

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1.新規患者数は変化なし
2.全体患者数は10~20%減
3.運動器リハビリ患者数は変化なし
4.物療や女性患者数が減少傾向
5.駅前立地は減少傾向(リモート通勤になったことが要因か)
6.郊外はあまり変化なし(車での通院が可能)
  (エリアによって差があります)
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といった傾向が伺えます。
まだ、新型コロナウイルスの終息がはっきりと見えませんが、長期戦にも備え、次の変化を乗り切るように体制を整えていくことが重要です。

ご検討いただきたいポイントは、

 

  1.  財務の確認

リーマンショックを経験された理事長様も多いと思いますが、業績が落ちたときの見込みをつけて財務体制の見直しは、すでにお済みでしょうか。
法人キャッシュフローの確認、保険の確認等です。有事の際に借入の体制があるか?
医業収入の減少に伴う経費支払いがどうなるかを見越して、返済と必要経費のバランスをみていただければと思います。
管理業務の統一をして、スピード対応できる体制をしておくこともご検討いただければと思います。

 

  1. 利益を残すための投資を見直し、集患対策・業務効率化

WEB全盛期時代にむけて自動精算機の設置、ホームページ見直し等を行い、改革に取り組むタイミングではないでしょうか。
患者数の減少×働き手減少の中で生産性を高めるのは受付周りの事務機能とドクターの診察回りです。

ノー残業、有給100%消化、昇給・定着を実現させていくには作業は機械に任せていく、シフト体制の見直しを検討して体制を整えていきましょう。
レセプトチェックもリモートワークが可能な時代です。

採用は年々と厳しい状況になっていますが、これから人財が流動していく可能性もあります。
評価と賃金の見直しとともに、働き手の確保を攻めるチャンスともいえます。
キャリアアッププランとともに、多様化に対応した働き方と生産性をあげる方法を検討されてはいかがでしょうか。

 

  1. 運動器リハビリ80%以上を目標にする。

2022年までに取り組んでいただきたいことのひとつが、運動器リハビリ導入です。
弊社の事例では、2年で理学療法士0人から9人になり、3年目で通所を立上げ、安定した経営を実現されておられます。
患者さんからの喜びの声が増え、職員が安心して働きつづけられ、法人が存続できるハッピーサイクルをいかに実現するか。
様々な助成金も出ておりますので先手の対策を検討いただければと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。
ご不明な点がありましたら、お気軽に弊社までご相談くださいませ。

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