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泌尿器科の先生方へ。株式会社船井総合研究所の荻野でございます。「日々の保険診療に追われ、スタッフの労働負荷が高まっている」といった課題を感じていらっしゃいませんか?
診療報酬改定や物価高騰などの影響もあり、「保険診療のみ」のビジネスモデルでは、経営の安定化やスタッフの待遇改善に限界を感じているクリニックが増加しています。
このまま保険診療特化型でクリニック運営をすると売上は変わらない(医師1名当たりで診療できる上限が決まっており、診療報酬は今後大幅に上がることは見込めないため)のにコストが増え、減収減益の未来が目の前です。この状況を打開するには医師のリソースを割かなくても増収増益が見込める自費診療の取り組みです。
そこで今回ご提案したいのが、貴院がすでにお持ちの「泌尿器科としての医療リソース」を最大限に活用し、高単価・生産性向上・LTV(顧客生涯価値)の最大化を同時に実現する戦略的ビジネスモデル、『メンズコンプレックス外来』の導入です。
メンズコンプレックス外来とは?
「メンズコンプレックス外来」とは、ED(勃起不全)、早漏、AGA(男性型脱毛症)、男性更年期障害(LOH症候群)、さらには医療脱毛やメディカルダイエットなど、男性特有の身体的・心理的な悩み(コンプレックス)に対して、総合的なアプローチを行う自費診療特化型の外来です。
なぜ「泌尿器科」がやるべきなのか?
———圧倒的な市場優位性
世の中には数多くの「メンズクリニック」が存在しますが、その実態は美容外科系列であったり、必ずしも泌尿器科を専門としない医師が運営していたりするケースが少なくありません。ここに、泌尿器科クリニックが本モデルを導入する最大の武器があります。それは、「泌尿器科専門医という絶対的な信頼(E-E-A-T:経験・専門性・権威性・信頼性)」です。
- ・ターゲット層: 30代〜60代の「安さではなく、信頼できる専門医にしっかりと相談し、確実な治療を受けたい」と願う健康意識の高いビジネスエリート層。
- ・差別化要因: 単なる「オンライン診療での薬の処方」に留まらず、泌尿器科学の知見に基づいた「根本治療(衝撃波治療など)」と「持続的な健康管理」の提供。
この専門医としてのブランディングにより、安価な競合他社との不毛な価格競争を回避することができます。
継続的な収益を生む!5大カテゴリーによるポートフォリオ構築
メンズコンプレックス外来では、以下の5つの領域を組み合わせることで、単発の受診で終わらせない「継続的」な収益ストリームを生み出します。
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治療項目 |
ビジネス上の役割 |
収益モデル |
期待される効果 |
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ED(勃起不全) |
集客のフロントエンド |
薬物処方・衝撃波治療 |
初診のハードルを下げ、医師との信頼関係を構築します。 |
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早漏(PE) |
高リピート商材 |
薬物療法・外用薬 |
ED患者の併発率が高く、セット提案による単価アップが図れます。 |
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AGA(脱毛症) |
LTVの最大化 |
定期内服・注入療法 |
毎月の安定したストック収入(サブスク型モデル)を生み出します。 |
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メンズ脱毛 |
稼働率の最適化 |
レーザー脱毛 |
看護師などのスタッフによる施術で、院長の時間を奪わずに利益を創出します。 |
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痩身(GLP-1等) |
トレンド・高単価 |
メディカルダイエット |
健康意識の高い層へアプローチ。メタボ改善によるED改善の相乗効果も期待できます。 |
成功へ導く、ビジネスモデルの3大戦略
このモデルをクリニックの収益の柱として機能させるためには、以下の3つの戦略が不可欠です。
1.クロスセルによる「患者単価」の向上
メンズコンプレックスの最大の特徴は、「悩みは連鎖する」という点です。例えば、EDの相談に来た患者様に対し、根本的な原因となる内臓脂肪(痩身)へのアプローチや、見た目の若返り(AGA・脱毛)のケアを提案します。「男性医療の専門家」として総合的にアプローチすることで、1名あたりの客単価(LTV)を劇的に引き上げることが可能です。
2.徹底した「生産性」の追求とタスクシフト
保険診療における「3分診療」の積み重ねから脱却し、「自費診療×スタッフ活用」の体制へシフトします。カウンセリングや脱毛・痩身機器の施術は、徹底してマニュアル化されたスタッフが担当します。院長先生は「最終診断」と「高度な医療判断」のみに集中することで、院長1人あたりの時間単価を、高めることができます。
導入による財務インパクトシミュレーション
「いきなり高額な医療機器を導入するのはリスクが高い」とお悩みの先生方には、初期投資を極小化して小さく始め、軌道に乗せてから本格展開する戦略がおすすめです。
まずは機器不要で初期費用がほぼかからない「ED・AGAの薬剤処方」からスタートし、既存の診療フローの中で低リスクにテストマーケティングを行います。ここでの最大の目的は目先の利益ではなく、自院の商圏ニーズや広告効果を検証しつつ、将来を見据えた「自費患者様リスト(ファン)」を着実に蓄積していくことです。
その後、十分な手応えを掴んだタイミングでED衝撃波治療や医療脱毛などの「日帰り施術」へ移行すれば、すでに信頼関係のある患者様への確度の高いクロスセルとなるため、手堅い投資回収が可能になります。
では、実際にこの流れで導入を進めた場合、資金繰りや収益はどのように推移するのでしょうか。 リスクを最小限に抑えてスタートする「①即座に導入可能なメニュー構成」から、利益を最大化する「②高単価メニュー」へと繋げる、具体的な財務シミュレーションを見てみましょう。
「即座に導入可能なメニュー」
男性向けフロント治療(ED・AGA)などの場合
- ・初期投資:約15万〜30万円(※既存患者への案内のみならほぼ0円) (内訳:既存ホームページへのメニュー追加・簡易LP制作費 約10万〜20万円、初回の薬剤仕入れ 約5万〜10万円、院内掲示用POP作成費など)大型機器の導入や内装工事が不要なため、キャッシュアウトを極限まで抑えてスタートできます。
- ・損益分岐点:月間新規 2〜3名(※少額広告をかける場合は10〜15名) 院内掲示のみで既存の患者様にアプローチする場合、数名処方するだけですぐに利益が出ます。 テストマーケティングとして少額のWeb広告(月額5万〜10万円程度)を運用する場合でも、月間新規10〜15名程度(売上約15万〜20万円)を獲得できれば、広告費と薬剤原価を相殺し、黒字化が可能です。 (※客単価1万〜1.5万円:ED治療薬10錠、またはAGA治療薬1ヶ月分を想定)
- ・テストマーケティングのゴール(機器導入への移行目安)薬剤処方の患者様が安定して「月間20〜30名」に達し、自費診療のニーズとオペレーションの確認が取れたタイミングが、次のステップ(機器導入)へ踏み切るベストな時期です。すでに自院を信頼している「自費患者様のリスト」が存在するため、高単価な日帰り施術へのクロスセル・アップセルがスムーズに行えます。
「導入に時間がかかる高単価メニュー」
男性向け総合メニュー(ED根本治療・医療脱毛など)の場合
初期投資:約900万〜1,000万円 (ED衝撃波治療機器 約300万円、医療脱毛機 約500万円の機器購入費に加え、専用LP制作費や院内動線・内装の微改修費など) ※リース活用の場合、機器の月額負担は約18万〜20万円程度に抑えられます。
損益分岐点:月間新規 3〜5名程度 初期の機器コストが大幅に抑えられるため、月間の新規自費患者様が3〜5名程度(売上約60万〜100万円)を獲得できれば、月々の広告費や機器リース代、その他経費の増分を十分に相殺可能です。 [文字列の折り返しの区切り](※客単価20万円:ED治療5万円 + 男性VIO脱毛15万円のクロスセルを想定)
投資回収期間(一括購入時):約1年以内で全額回収見込み 事業が軌道に乗り、月間新規患者様10名程度(月商200万円)を安定獲得できるようになれば、単月で約100万円以上の利益創出が可能になります。一括購入した場合でも約1年以内で初期投資(約1,000万円)の全額回収が見込めるため、早期黒字化を描きやすい手堅いモデルです。(※リース契約の場合は、より早期からのキャッシュフローの黒字化が可能です)
最後に|次の一手のご提案
「メンズコンプレックス外来」は、単なる自由診療メニューの追加ではありません。貴院を「病気を治す場所」から「男性のQOL(人生の質)を最大化する場所」へとリブランディングする、未来を見据えた挑戦です。
自費診療の割合を高めることは、クリニックの経営基盤を強固にし、結果としてスタッフの待遇改善や、より質の高い保険診療の提供にもつながります。
まずは、貴院がお持ちのリソースで「即座に導入可能なメニュー」の選定から始めてみませんか?
具体的な導入スケジュール案や、効果的なWebマーケティング戦略について、現状の課題をヒアリングさせていただきながら詳細をできれば幸いです。無料の経営相談も承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。


