医療事務採用の時流
2020年3月16日配信
先生、こんにちは。
株式会社船井総合研究所、シニア経営コンサルタント/心理カウンセラーの田中晋也です。
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今回のクリニック開業虎の巻は、「医療事務採用の時流」と題してお送りいたします。
先回、スタッフを採用しやすくするためにはまず立地を考えましょう!というお話をさせていただきました▼
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そして、働きがい、働きやすさでは、まず働きやすさを整備しましょう!もし、そうしなければスタッフを採用しづらいということもお伝えさせていただきました▼
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そうしたところ、スタッフの働きやすさを整備するには具体的にどういうことをすれば良いでしょうか?というご質問を多数いただきましたので、今回はそれについてお伝えしたいと思います。
まず、医療事務の仕事を探している求職者ですが、看護師などの資格者と違って、医療機関で働く必要がありません(笑)。
今、医療事務の採用に関して、競合するのは医療機関だけではなく、一般企業も競合になります。
そして、今の一般企業の事務の仕事はだいたい医療事務よりも覚えることが少ないですし、なんと17時に帰れます(笑)。
しかも、週休2日で、給与は医療事務よりも高いところが多くあります。
先生には、まずこういう厳しい状況の中、医療事務を採用しなければならないという現実をわかっていただければと思います。
最悪、看護師は紹介会社を使えば何とか採用できますが、医療事務はそうもいかないのが今のご時世です。
では、こういう厳しい状況の中、どのようにして医療事務を採用していけば良いのでしょうか?
もし、この条件を満たしていなければ、
そして、次に求職者が見るポイントは、
①早く帰れるか?
②完全週休2日制か?
です。
このような今の時流を読み取れず、いくら募集をかけても医療事務が採用できないと、嘆いていらっしゃる先生にお会いすることがありますが、そういうクリニックはだいたい、
①日曜日・祝日は休みだが、土曜日と平日1日は半日働きで、2日休みの設定になっている
②診療時間が19:00までで、実際に帰れるのが19:30~20:00になっている
みたいなところが多いと思います。
しかし、このオファーだと今は中々、医療事務の応募が獲得できません。
採用媒体や広告の内容が問題ではないのです。
媒体を変えたり、笑顔のドクター・スタッフの写真とか文章が悪いわけではないのです。
そもそもクリニックが求職者に提供しようとしているオファーの内容が悪いのです。
ですから、今、採用コンサルティングのご依頼をいただく場合、まずはこういう条件面を確認させていただき、医療事務を採用したいなら、まず条件面を変えていただける余地があるか?ということを先生とご相談させていただくことからスタートします。
これから開業しようという先生は是非、地域のクリニックが医療事務に提供しているオファーをしっかり確認していただき、それと同等、可能ならもう少し良い条件を出すことを検討されてみてください。
今、採用というのはそれぐらい緻密にやらなければとても厳しい時代です
是非、真剣勝負で取り組んでください。
それでは、また。
追伸1
新型コロナウィルスで影響の大きい業界は、就職の内定取り消しが発生しているようなので、今のタイミングで開業される先生は、求職者からの応募獲得、優秀な人材を確保できるチャンスかもしれません▼
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追伸2
本メルマガは、もし、まわりにこれから開業を検討されているドクターがいらっしゃったら、是非勧めてあげてください。必ずあのときに本メルマガを紹介してくれて助かった!と、感謝されると思います▼
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【執筆者】
株式会社船井総合研究所
シニア経営コンサルタント/心理カウンセラー
田中 晋也
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