理学療法士が語る、リハビリの“ほんとの”現場④
2020年2月17日配信
こんにちは。
船井総合研究所の先森仁です。
船井総研に入社前、整形外科単科のクリニック・介護分野(通所リハ・訪問リハ)も展開するクリニックで計8年半、理学療法士として勤務していた私が、運動器リハビリの運営において欠かすことのできない、理学療法士についてお話をさせて頂きます。
現場経験を還元し、皆さまのお役に立てるコンテンツをお届けさせて頂きたいと考えております。
・運動器リハビリを立ち上げたいが、理学療法士を雇うのを迷っている
・運動器リハビリを運営しているが、理学療法士のことがよく分からない
という先生は、是非最後までご覧いただければと思います。
第4回目は、「“帰属意識が高くない”理学療法士」についてお話しさせて頂きたいと思います。
理学療法士に限った話ではございませんが、国家資格を持った専門職です。
国家資格があれば、日本全国どこでも理学療法士として仕事をすることができます。
それゆえ、ひとつの医療機関に留まるという感覚は少なく(転職経験のある私が言えることではありませんが…)、ひとつの医療機関に在籍期間をあらかじめ3~5年に設定している方も少なくありません。
また、最近ヒアリングをさせて頂いた弊社のクリニック経営研究会の会員の先生が、
「医療職は、自分たちの給料はクリニックからではなく、保険料つまり国から出ているという感覚があるから、クリニックは手段としてくらいにしか考えないのかもしれないね」
と仰られていたことが、とても印象的な出来事でした。
理学療法士は自分の知識・技術で患者さんを治療することができれば問題はないため、クリニックへの帰属意識は高くなく、「自分のやりたいリハビリができない」、「院長の方針が分からない・ついていけない」、「もっと高い給料が欲しい」など理由がつけば転職の道を選びます。
では、どうすれば理学療法士がクリニックへの帰属意識を抱きやすくなるのか?
組織の方向付けとして、ミッション・ビジョンといったものも必要ですが、対専門職となった場合は、院長先生がどれだけスタッフと「会話」ができているかの影響が大きいと、実際に仕事をしてきた多くの先生方を見てきて感じます。
「会話」のジャンルは何でも構いませんが、スタッフ個人にまつわる話であることが重要です。
専門職は“自分”を見ていてくれていると感じることで、院長先生への帰属意識が高まりやすくなります。
私が今まで一緒に仕事をさせて頂いた先生で一番印象深かった先生は、時間があれば病棟やリハビリ室に足を運び、スタッフに声をかけて、
「〇〇の勉強しているみたいだけど、面白そうならまた教えて」
「最近、韓国語習い始めたみたいやな。次の社員旅行は韓国にするか」
など、一言二言ですが声をかける先生で、スタッフから非常に慕われている先生でした。
ちなみに、カンファレンスなどを用いて、
職業特性・時流を考慮しても、転職しやすい専門職。
少しでも長く在籍してもらいたいとお考えであれば、ご参考にして頂けば幸いです。
今回は、「”帰属意識の高くない”理学療法士」についてお伝えしました。
ご不明な点がありましたら、お気軽に弊社までご相談くださいませ。
次回のメールマガジンもお楽しみに!
最後に、弊社で開催するセミナーのご案内をさせて頂きます。
①運動器リハ拡張による、圧倒的地域一番化整形外科化セミナー
「運動器リハ徹底強化。整形外科の圧倒的成長の戦略。」
運動器リハビリ導入が整形外科において一般的になりつつあり、運動器リハを導入されている先生が多いと思います。しかし、運動器リハの処方を出しているのに伸び悩んでいることにお悩みの先生も多いと思います。運動器リハを軌道に乗せるためには、稼働率を上げキャンセルを減らすシステムづくりや医師とPTの連携などが必要となります。
そのために必要なノウハウを全てお伝えしたいと思っています。
ひとつでも該当する先生は、是非セミナーにご参加ください
☑ 法人を成長させ、安定した経営を実現したい
☑ 運動器リハの導入を検討しているが、成功のためのポイントを知りたい
☑ 整形外科経営の、これからの方向性のヒントを得たい
☑ 延べ患者数が減ってきているため、その対策方法を知りたい
☑ これからの5年間で、成長を実現できる医院経営のポイントを知りたい
▼セミナーの詳細・お申込みはこちらから▼
https://lpsec.funaisoken.co.jp/byoin-clinic-keiei/seminar/056975_lp/
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
②整形外科のための診療効率化セミナー
「患者満足度を上げつつ、1時間15人を診療するチーム医療の創り方」
今後、生産性人口が減少するのも関わらず、開業クリニック数は増加をし続けます。そのためこれからは、職員一人当たりの生産性の最大化する必要があります。人でなくてもできる業務をAIや自動精算機を導入をすることで解決するクリニックも増えています。また、生産性向上のためには、職員が生き生きと働く環境を作ることも経営者に求められます。
そのために必要なノウハウを全てお伝えしたいと思っています。
ひとつでも該当する先生は、是非セミナーにご参加ください
☑ 院長が、問診・患者説明・電カル入力までやっている
☑ 1日が終わると、院長ばかりが疲れている日が多い
☑ 院長が疲弊しており、どことなく雰囲気が暗い状態が続いている
☑ 新しくスタッフを採用しても一月もたたずに退職してしまい定着しない
☑ なんとかその状況を打破したいが方法がわからない…
▼セミナーの詳細・お申込みはこちらから▼
https://lpsec.funaisoken.co.jp/byoin-clinic-keiei/seminar/054390_lp/
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
船井総合研究所
第二経営支援本部
ヘルスケア支援部
先森仁
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