生産性向上の落とし穴

2019年01月16日 (水)

科目:
皮膚科・美容皮膚科
コラムテーマ:
経営計画/経営管理

明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

さて、先回のメルマガで今年は本格的に働き方改革
クリニックの生産性向上を図っていきましょうということを
お伝えさせていただき
大きな反響をいただくことができました▼
https://byoin-clinic-keiei.funaisoken.co.jp/blog/20181223/

誠にありがとうございます。

そして、何人かの先生から具体的に
「生産性の指標」を示すようなものはありますか?

というご質問をいただきましたので、
今回は生産性の指標についてお伝えしたいと思います。

生産性を表す公式として最もポピュラーなものは、
ご存知の先生も多いと思いますが、

「人時生産性」です。

人時生産性は 粗利/総労働時間 
で計算できますが、
クリニックの場合は月次で粗利を管理している医院が少ないので、

実際は「人時売上高」で計算しているところが
多いかと思います。

人時売上高とは 売上/総労働時間 
で計算することができます。

そうなると、生産性を上げるためには、
売上を上げて、
総労働時間を減らせば良いということになり、

具体的な施策として売上は
保険診療の手術や自費診療などを増やす。
総労働時間は事前問診のシステム、クラークスタッフ、
自動精算機などを上手く活用して
診療効率化を図るということになります。

ただ、ここでご注意いただきたいのは生産性には
人時売上高の他にも公式があるということです。

例えば、

生産性=患者満足度/総労働時間

つまり、総労働時間を減らしても患者満足度を
上げるということです。

患者満足度は維持ではありません。
むしろ上げるのです。

そんなことは到底無理だと思われる先生もいらっしゃるかもしれませんが、
これからはこういう発想をしていかなくてはなりません。

総労働時間を減らして患者満足度を上げるにはどうすれば良いか?

私は今の患者のニーズを正確に把握し、
院長先生の頭の中をごっそり変えて、
クリニックのシステムを大きく変えることだと思っていますが、

長くなりましたので、
具体的な施策はまた別の機会でお伝えできればと思います。

それでは、また。

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