大石クリニック様
今回は神奈川県・横浜市で開業されている大石クリニックの院長 大石雅之先生にお話をお伺いしました。
大石先生は依存症治療という高い専門性を強みとしたクリニック運営をしていらっしゃいます。
本日は大石先生にクリニックの成り立ちや地域連携などクリニックの取り組みについてお話いただきました。
◆クリニックの長所、独自固有の強みを教えてください。
多様な層の患者さんの治療に対応できることだと思います。
症状の軽い方から重い方まで、グループホームやデイケアなどの関連施設も含めて幅広く、その方にあった治療を行うことができます。
◆依存症専門クリニックとして軌道に乗ることができた理由はどこにあるとお考えですか?
当院が依存症専門として軌道に乗ることができた理由としては
①外来を実施していたこと ②専門性を1つ柱として掲げることができたこと ③大規模・大都市圏に所在を置いていたことが上げられると思います。
潜在的に依存症患者は数が多いので、そこに訴求をすることができた点は良かった点なのではないかと思います。
◆依存症専門という独自の立ち位置をどのようにして築かれたのでしょうか。
投資を行うことです。
何か新たな取り組みを行うときは「3個やって1個うまくいったらよい」くらいの感覚で行っています。
うまくいかなかったものは投資と思って割り切るしかありません。
たとえば「ストーカー外来」のようなものもアメリカで実施されていることを知り、取り組んでみましたが、うまくいきませんでした。医療機関と患者が繋がる接点を持つことができなかったことが原因ですね。
しかしそうやって挑戦を繰り返していった結果、専門性の高さや独自性を得ることができ、周辺からの紹介や、規模の拡大に取り組むこともできるようになりました。
◆今後の心療内科・精神科業界におけるデジタル化について、どのようにお考えですか。
オンライン診療が流行るのではないかと思っています。
通常の診察で患者さんが来院することはなくなり、就労移行やグループホームなど、実際に来院しないとできないものであれば来院する、という診療形態に変わっていくのではないでしょうか。
集団療法のような相互コミュニケーションが必要なもののオンライン化に関しては機材のレベル次第ではないかと思っています。
しっかりと相互コミュニケーションを取ることができる機材設備を整えることができるのであれば、集団療法分野のオンライン化も進んでいくことでしょう。
◆今後のクリニックの展望について教えてください。
今現在、当院の依存症治療の専門性は非常に高いレベルにあると思っています。
先にお話した通り、軽度の依存症の方から重度の方まで、幅広いレベルの方に治療を提供することもできます。
ただ、より高度な依存症治療を行うためには入院機能も必要になってくると思っています。
今はその実現に向けて取り組みを進めている最中です。
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