vol.79「スタッフをほめることは、クリニックの院長の仕事」
2016年1月19日配信
今回は、「スタッフを褒めるのが、院長の仕事」と題してお伝えしたいと思います。
■人は「褒められると伸びる」
船井総合研究所の創業者 船井幸雄の言葉で「長所伸展」という言葉があります。
人は短所を是正するよりも、
長所を褒めて伸ばすほうが成長する。
長所が伸びれば、いつのまにか短所もなくなっていく。
そんな意味合いを持っています。
■「スタッフに成長して欲しい」と院長はどの方でもお考えだと思います。
「でも、なかなか成長しないんです」
と仰られる先生も多いのではないでしょうか。
スタッフが成長するのに必要なこと。
それは、「院長がスタッフを褒める」ということです。
ポイントは、「何を褒めればよいのか」ということ。
■「できないことを指導する」、のではなく「できることを褒める」
どんなに小さなことでもいいので、
「できるようになったこと」「昨日までもできたけれど、今日もできていることを再確認できたこと」
を褒める。
こう考えると、褒めることは山のようにあります。
「患者様からの質問を上手に答えてくれてありがとう」
「今日1日、受付の仕事を滞りなく進めてくれてありがとう」
「(いつものことだけれど)処置のセットを先回りして準備してくれてありがとう」
などなど。
今先生が、「スタッフがやってくれて当たり前」と思っていることを褒めるだけで良いのです。
■人は欠点を指摘して成長を促すより、褒めてあげるほうが成長します。
「褒めること」とは、
「今できてること」をスタッフが“自分自身で”認識する機会作ること、
だからです。
褒める機会を多く作って、「自分に自信を持ってもらう」ほうが、間違いなく人は早く成長します。
途中から、どんどん自分で成長するヒントを見つけられるようになるからです。
「自分にはこれもできるかもしれない」
と、できること、やりたいことを見つけられるようになるからです。
■組織の風通しが良く、スタッフ一人一人がやりがいを持って働いている医院の共通点は、
「院長が人を褒めることが上手」
という一点に尽きます。
院長が人を褒める人だったら、
それを真似てスタッフも他の人を褒めるようになります。
その好循環が、結果として風通しの良い、皆が褒めあう組織風土を作っていきます。
■「スタッフを褒めるのが苦手なんだよなぁ」と思わず、
明日から「一日一善」ならぬ「一日一褒め」を実践されてはいかがでしょうか。
1ヵ月後、3ヶ月後、半年後。
スタッフの表情がどんどん明るくなっていくのを実感できるはずです。
是非、取り組んでいただければと思います。
【初回無料参加受付中!】
クリニック経営研究会
日時:2016年1月31日(日) 11:00~16:30
会場:船井総合研究所 東京本社
テーマ:なにわのトラブルバスターが教えるクレーム対応
~医院をクレーマーから守るために~
今回は、
日々先生方から告げられることが多い傾向にあるお悩み、
「最近モンスターぺーシェントが増えているような気がする・・・」
「どう対応すればクレームをスムーズに収束させられる?」
「クレームを未然に防ぐためのポイントは?」
そのようなご要望にお応えして、実際にクリニックで起こった事例を
「なにわのトラブルバスター」こと尾内 康彦様をお招きしてご講演いただきます。
こちらのご講演を聴講していただき、クレーマーの特質をご理解いただくことで、
クレームを未然に防ぎ、先生やスタッフさんが安心して診療に集中できる医院をつくることができます!
▼クリニック経営研究会初回無料お試し参加の詳細・お申し込み・お問い合わせは
http://www.funaisoken.co.jp/site/study/187624.html
無料ダウンロードコンテンツ
船井総研医療ニュース無料メールマガジン「めでぃまが!」
現場で活躍するコンサルタントによる業界で成功するポイントや課題解決に向けた新たな切り口をご提供! 船井総研の医療経営コンサルタントが無料でお届けする現場の最新情報・ノウハウがギュッとつまった 船井総研医療ニュース無料メールマガジン「めでぃまが!」。
これからの時代に生き残っていくため、患者様から支持される「地域一番医院」となるためのヒントや医療経営コンサルティングチームのご支援先の成功事例レポート、勉強会やセミナーのご案内などを盛りだくさんの内容でお届けしています。ぜひご登録ください。