vol.77「組織の歪みから考える医院経営の大事な点とは?」
2015年12月28日配信
皆さん、こんにちは。船井総合研究所の千葉です。
診療報酬は2年ごとの改定ですが、2年間もあっという間に経ちますね。
組織を変える時、どのようなことが大事なのか?
組織の変革が起きる時は、組織としての歪みは非常に起きやすいです。
「めでぃまが!」をお読みの方も、病院・医院経営に対して何かしら感じることがあって
購読いただいているかと思います。
なぜ、歪みが生じるのか?
メンバーが、「どうして、それをする必要があるのか?」を思うからです。
その変革をする必要性がどこにあるのか、が認識できていないと現状に拘泥しがちです。
変革には、誰が主体がなるかによって2パターンに分けられます。
①組織のトップから行う(トップダウン)
②メンバーから行う(ボトムアップ)
トップダウン・ボトムアップと変革で連想されるのが、日本と西洋近代化の構図です。
①は「上から」・・・組織のトップになる人間が、自説(理念・経営方針)を提唱・推進し続ける
②は「下から」・・・メンバーからの感情・想いを、組織のトップがトップ方針と妥結する
西洋思考になることを提唱したいわけではありません。
事象として、その特徴を感じていただきたいのです。
組織経営として考えると、労力が少なく、メンバーの活躍が図れるのが②です。
メンバーが主体的に動き、トップから特にアクションがなくても、想いの共有がなされるからです。
ますます加速する時代の流れに適応する上で非常に重要なのが時流適応体制で、
それが「永続する医院づくり」の要諦です。
「永続する医院づくり」を上手く実現していくために、今後の行動を考えていく必要があります。
成功・失敗を含めた「事例」情報が重要になります。
相手が1医院であったとしても、自院含めて2医院の情報が手に入ります。
その数がどんどん増えていけばいくほど、事例情報も増えていきます。
「事例が聞きたいな」とお思いの先生方、たくさんの医院経営者が集う「クリニック経営研究会」に
一度、足を運んでみていただければと思います。
医院を変えていくヒントが見つかると思います。
(追伸)
今年も、皆さまのおかげさまで、「めでぃまが!」1年間配信を続けることができました。
「めでぃまが!」の1年間ご愛顧いただきまして、誠にありがとうございました。
どんどん寒くなってきております。どうかご自愛ください。
次年も、引き続きのお引き立てのほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
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今回の担当コンサルタント
医療・介護経営支援部
千葉 賢也(チバ ケンヤ)
大学卒業後、船井総研に入社。入社して住宅・不動産、スクール、医療のコンサルティングに従事し、現在は耳鼻咽喉科の院内効率化を中心としたコンサルティングを行っている。
プロジェクトにおけるマーケット調査・分析を得意とし、膨大なデータの処理、論理的な提案は、クライアントから定評がある。
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