vol.75「医院に対する患者ニーズを踏まえ、永続経営を~先日のクリニック経営研究会を踏まえて~」
2015年12月17日配信
いつもめでぃまがをお読みくださってありがとうございます。
先日のクリニック経営研究会では、
ゲスト講師として医療法人社団めぐみ会 田村理事長をお招きしました。
医療法人社団めぐみ会は東京都内に11のクリニックを展開しており、
従業員数400名超、医師100名超(非常勤医師含む)を抱える、
クリニックを中心とした医療法人ではトップクラスの法人です。
当日は「永続的に発展する医療機関を目指して」と題して、
同法人での取り組みについてお話しいただいたのですが、
その中で最も印象的だったのが、
「医療はサービス業と捉え、患者ニーズに迅速に応えることが重要」
という田村理事長の言葉でした。
同法人では患者ニーズにこたえるために分院化、多科目化を実施し、
医療面での質向上:専門分野の違う医師によるチーム医療の提供など
サービス面での質向上:アクセスの良い立地での診療、日・祝も診療など
を両立させているとのことでした。
先日、来年度の診療報酬改定の基本方針が公表されました。
その中には何度も”効率化”という単語が出てきています。
来年の診療報酬改定は薬価に大きな変化がありそうですが、
その先、2018年の医療・介護同時改定ではクリニックにも大きな変化が起こる可能性があります。
もちろん診療報酬の動きはしっかりと押さえておかなければなりません。
しかしもう一方で、患者ニーズの変化をきっちり抑え、
うわべのサービスではない、医療に対する本質的なニーズを満たす医院づくりをする必要があります。
ぜひ先生の医院に対する患者ニーズを改めて認識し、
永続する強い医院づくりを進めていただければと思います。
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今回の担当コンサルタント
医療・介護経営支援部
田熊 孝治(タグマ コウジ)
大学卒業後、船井総合研究所に入社。
入社以来、歯科・矯正歯科、医科では耳鼻科・小児科・美容外科などクリニックを中心とした医療業界のコンサルティングに従事。
現在は耳鼻咽喉科、内科、心療内科などの医科診療所に特化したコンサルティングを行っている。
クライアントの医院規模は1ドクター1スタッフにて運営する医院から、6名のドクターを要する大規模医院までさまざまである。
「一過性でない永続する強い医院作り」をテーマに、医院の現状に即した、具体的かつ即実践可能な提案がクライアントからの信頼を得ている。
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