vol.60 「医療スタッフの確保がこれからのクリニック経営の鍵!」

2015年8月30日配信

いつもめでぃまが!をご愛読いただきありがとうございます。
今回は船井総合研究所の大西がお届けさせていただきます。
さて、何度かこのメルマガでもご紹介をしておりますが、
ここ数年、船井総研に寄せられるご相談で「採用・定着」というテーマが急増しています。
ただでさえ労働生産人口の減少社会、
さらにこの好況感もあって、医療の現場では特に介護職を中心に、
これまでと比較してはるかに採用が難しくなっています。
今に始まったことではありませんが、
依然として医師、看護師、薬剤師、作業療法士などの採用も難しい状態です。
多くの先生方が感じていらっしゃるかもしれませんが、
今、どこの業界でも、「集客」よりも「集社員」の方が難しくなっています。
あのディズニーランドですら、アルバイトの採用をするのにCMを作成している時代です。
既に先生方のところでも、「集患コスト」より「集職員コスト」の方が大きくなっているのではないでしょうか?
これからの時代は、『人員を確保すること』ができなければ、経営は困難を極めていきます。
ぜひ、先生方には、「今いる職員が第一だ」という方針を明言&明示していただき、
今いるスタッフの定着と新規採用にとにかく注力してください。
職員の定着の部分では、
まず従業員アンケート、ヒアリングを実施していただき、
仕事がより上手に快適にできる環境を創ることに注力してください。
医療現場は女性の職場でもあります。女性の働きやすい環境という視点を欠かしてはいけません。
また、単純に金銭だけでなく、それ以外の「総報酬」を日頃から意識してあげてほしいところです。
総報酬とは、「やりがい+環境+仲間+承認+給与+新しい仕事」です。
特に女性ほど、給与以外の部分を強く求めます。
残業の有無や、有給の取得のしやすさなど労働環境面も含めて、
職場が居心地がよい場所か、頑張り続けたいと思える場所か、改めて振り返ってみていただければと思います。
一方で新規採用については、
競合の条件と遜色ないことは前提とした上で、
職場の魅力をいかに魅力的に発信できているか?を意識してください。
定着の要素と同じく、今は給与だけでは採用ができません。
働き続けられる職場になっているか、入職後の研修・フォロー体制はどうか、
それらの職場の良さがホームページやパンフレットでしっかりと伝えられているか。
こうした点で、採用の結果は大きく変わってきます。
足りなくなったから、人が辞めたから採るという補充採用ではなく、
例年の離職率を見込んで、新卒採用も含めた計画採用にぜひ切り替えてください。
その意味では、離職率の低下が大切な指標になってきます。
医療需要が拡大する一方で、その担い手はどんどん減少していきます。
そして次に大きく世の中の流れが変わるのは、2017年の消費税増税時と言われています。
5年後の2020年、さらには10年後の2025年を見据え、
まさに今から、3年後、5年後の強い組織づくりに着手してください。
 
 


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