vol.118「クリニック経営のテーマは「人材採用」」
2016年9月9日配信
皆さまこんにちは。いつもめでぃまが!をご愛読頂きありがとうございます。
今回は、船井総研の北里がお送りします。
近年、あらゆる業種において人材採用が経営のテーマのど真ん中になってきています。
私のご支援先もやはり、人の採用で悩まれているケースが多いです。
人さえ取れれば、もっと業績が上がるのに、、、という言葉を耳にすることもしばしばです。
先日お伺いしたクライアントは、ここ5年で定着率を飛躍的にあげています。
改革前は、月に1人ペースで離職という時代がありましたが、改革後は全職種で1名の離職です。
5年で1人ですから、かなりのものです。
実施したことはとてもシンプルで、
1、可能な限り新卒比率を高める採用に切り替えた
2、常に成長につながるテーマを設定し、スタッフにチャレンジを促した
3、成果をしっかりと評価につなげた
当たり前のように聞こえるかもしれませんが、やりきれている法人は実はとても少ないです。
新卒に切り替えた理由は、自己成長意欲が高く、マインドセットがしやすいからです。
入社から常にチャレンジをするのが当たり前の環境に身を置くことで抵抗感なく動いてくれます。
成果、結果をしっかりと役職、手当、賃金、賞与に反映させてモチベーションを維持してもらいます。
この流れのセンターピンは採用です。組織が機能しないケースのほとんどはこの採用計画で失敗しています。
これから、日本全体が働き手不足になります。今後の経営展開のど真ん中に採用を据えていない法人は舵取りに失敗するでしょう。
地域一番の医療機関=採用力地域一番という時代がすぐそこまできていることを念頭に、ここから先の経営計画を作っていってください。
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今回の担当コンサルタント
医療・介護・教育・福祉支援部 グループマネージャー チーフ経営コンサルタント
北里 淳(キタザト ジュン)
2005年青山学院大学卒業後、船井総合研究所入社。
入社以来一貫して医療業界のコンサルティングに携わり、保険を主体とした一般皮膚科の活性化を中心に、一般皮膚科への自費診療導入~活性化に関するノウハウに定評がある。
現在は医療経営コンサルティングチームにて、幅広い診療科目のクリニック、総合病院のコンサルティングを手がけている。
自身がアトピー性皮膚炎を患った経験から、患者心理を理解し、患者を中心に据えた医院経営をモットーにしている。
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