vol.106「病院・クリニックの院長の役割」

2016年6月21日配信

 
こんにちは。船井総合研究所の千葉です。
皆さん、スタッフの仕事をどのように考えられていますか?
 
クリニック・病院と、求められることに特徴が見られます。
 
【クリニック】
比較的規模が小さい:スタッフ数は多くて数十人ほど
1医院での診療
1診療科目
 
1医院で診療を行うのであれば、スタッフ数もそれに応じた数になります。
できるだけスタッフ数を多くしすぎないようにする中で、スタッフには
 
できるだけ多くの職種を受け持ってもらうこと
 
が求められることが多いです。診察介助だけでなく受付なども、といった感じです。
 
診察現場でのスタッフ間のコミュニケーションが不可欠になります。
 
【病院】
比較的規模が多い:法人スタッフ数は千人以上になることも
2拠点以上の診療も
多科目診療
 
多科目診療、2拠点以上になることも多い病院では、部門ごとに分かれたスタッフが多くいます。
スタッフ数を充足させていく中で、
 
できるだけ多くの職種と連携を取ること
 
が求められることが多いです。
 
診察現場に加えて、部門長間のコミュニケーションも欠かせません。
 
 
そのコミュニケーションや、機会の整備をするのが、理事長・院長の役割でありますが、
現状いかがでしょうか?
 
クリニック、病院スタッフに求められることは、それぞれ若干違いがありますが、必要なことは変わりません。
現場のコミュニケーションです。
 
また、そのような機会の意義を唱えるもトップの役割です。
コミュニケーションを取る機会で、現場からの意見を積極的に吸い上げてみてください。
スタッフは、きっといきいきとし出します。
 
劇的な変化を達成するには、トップダウンで指導することがやりやすいです。
ただ、その分ついて来れないというスタッフさんも出てくることでしょう。
 
ある一定の部分は、別のスタッフに任せることを決めて、担当スタッフで業務を
回せるようにすると、スタッフのモチベーションも上がります。
 
どこを任せて、どこを締めるか、です。
 
もしよろしければ、「クリニック経営研究会」もしくは「病院経営研究会」にご参加ください。
参加者同士、様々な理事長・院長の情報を交換できる絶好の機会です。
 
それでは、また次回もよろしくお願いいたします。
 


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医療・介護・教育・福祉支援部

千葉 賢也(チバ ケンヤ)

大学卒業後、船井総研に入社。入社して住宅・不動産、スクール、医療のコンサルティングに従事し、現在は耳鼻咽喉科の院内効率化を中心としたコンサルティングを行っている。
プロジェクトにおけるマーケット調査・分析を得意とし、膨大なデータの処理、論理的な提案は、クライアントから定評がある。

 
 

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