石原内科・リハビリテーション科

今回、神戸市西区で内科診療・リハビリテーション、在宅医療の啓発活動に尽力される、石原内科・リハビリテーション科 石原 健造院長にお話を伺った。

外観

石原院長は元々、兵庫県立リハビリテーションセンター中央病院に長年勤務し、脳卒中・内科疾患特に糖尿病の治療に携わっていた。
脳卒中の患者様の治療においては、背景にある糖尿病や高血圧など生活習慣病の治療として、運動指導や栄養指導が重要であると思うようになった。
心身機能や日常生活自立度の低下が少ない時期から、生活習慣病の予防・治療、栄養・運動面へのアプローチを行い、地域の皆さんが、尊厳ある、より豊かな人生が送れるような医療サービスを提供したいという思いから、2005年に石原内科・リハビリテーション科を開業された。

退院後の患者様が状態を維持するためには、運動療法が必要

外観

開院にあたり、地域の方々の健康増進を推進するために、広さ100㎡以上のリハビリテーション室を設置した。
患者さんが病院での治療やリハビリテーションを終え、退院し在宅生活に復帰すると、入院中の様な治療やリハビリテーションを受けられず、身体機能や日常生活のレベルが低下してしまうことが少なくない。
退院後、在宅復帰しても十分なリハビリテーションや運動療法を提供できる場所を石原院長は構築したのである。
そして、自宅における日常生活動作の向上が最重要課題とし、訪問リハビリテーションも開始した。
しかし、診療報酬の改訂でリハビリテーションの算定日数制限が設けられると、長期間におよぶ維持期リハビリが提供できなくなり、クリニックで提供するサービスの転換が迫られた。
そこで、石原院長は介護保険の要支援・要介護被保険者の方々のために、通所リハビリテーションを起ち上げる。
要支援・要介護認定を受けた方は、家にこもってしまい、フレイル(※フレイル;高齢期に生理的予備能が低下することでストレスに対する脆弱性が亢進し,不健康を引き起こしやすい状態)に陥りやすい。
通所リハビリテーションは、そういった方々に外出機会・運動機会・他人との触れあいの場を提供している。
通所リハビリテーションに勤務する理学療法士・作業療法士も、利用者様としっかりコミュニケーションを取り、適切な運動指導を行うなどの工夫をこらしたサービスを提供している。

“地域の家庭医”として生活をしっかり診る

院内処方薬局

兵庫県立リハビリテーション病院勤務時代に、地域リハビリテーションの研修として、石原院長が師事していた澤村誠志先生(現兵庫県立リハビリテーション病院名誉院長)と共にスウェーデン・デンマーク・イギリスを廻った。
研修の中で、「患者様が家でどうやって生活しているのか?」を重要視するようになり、「病気」→「患者」→「生活」と診療時に幅広い視点で、患者様と向き合い外来診療・訪問診療に取り組んでいる。
石原院長自身、ホームページ上で、「地域の家庭医として若い人・中高年者・高齢者と3世代にわたる皆様の健康づくり、自立した生活へのお手伝いをすることを医院の理念としています」と明言し、その理念を体現している。

在宅診療の普及に尽力

医師として勤務し40年以上が経った今でも、診療所を構える神戸市西区を中心に在宅医療の普及に向けて尽力している。
特に、多職種連携・医療機関連携をテーマとして講演や座長を数多く勤めるなど精力的に活動している。
 高齢化がどんどん進む中で、フレイル予防を実践するために、「在宅でどのように過ごしていくかを多職種が訪問し、指導できるような体制が必要」と語る石原院長は、在宅医療の普及のため、今後も精力的に活動をされていくことだろう。


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