整形外科業界におけるPT採用の実態とポイント

2020年10月30日 (金)

科目:
整形外科
コラムテーマ:
採用

こんにちは。
船井総研の杉浦です。

本メルマガをお読みいただきまして誠にありがとうございます。
今回は、整形外科におけるPT採用のイロハをお伝えします!

 

はじめに

整形外科業界では、近年PT採用の必要性の認識が高まってきています。

しかし、
「理学療法士さんは必要だと分かっているけれど、
いまいちよく知らないのでなかなか採用に踏み出せない」

という漠然とした状況におり、なかなか実際に採用に向かって動くことが出来ない、
という先生方や、

「求人を出してもなかなかPTの応募がこない」

という状況でなかなか採用まで進まないという整形外科の先生方は多いのではないでしょうか。

そこで、今回の記事ではこの問題を解決する一助となれるよう、整形外科業界における理学療法士(PT)採用の実態とコツをお伝えいたします!

 

1 理学療法士(PT)の実態

~PTのもたらす効果~

PT採用になかなか踏み切れない方の中には、PTを雇用するコストは高いのに、採用することによってどのくらいの売上やメリットがあるのか分からないという事情もおありなのではないでしょうか。

そこでまず、PTの実態をお伝え致します!

【費用】

①時間
紹介会社:紹介で1か月~、採用までに半年くらいかかる場合が多い。
採用サイト:製作に3ヶ月~半年くらいかかる。
リファラル採用:優秀なPTは引き抜きされる。
        instagram、twitter上でブランディングすると優秀なPTが来やすい。
        Facebookなどは利用者数が少なく、twitterが一番多い

②お金
紹介会社:1人の採用に100~150万かかるといわれている。
採用サイト:サイトの製作に40~200万かかる。広告運用すると毎月2~20万円。
リファラル:紹介すると謝礼金や物品を渡したりすることがある。
人件費:安いと~年収280万円。平均年収380~450万円。
    月給30~40万×人数分×保険(+研修費用)もかかる。

③経営
人時生産性が下がる

 

【効果(メリット)】

①経営

  • 物販が売りやすくなる。
  • 1人あたり月80~100万の売上をつくる。
  • 季節による売上の変動がなくなる。
    (機械ではなく予約システムによるため)
  • 採用サイト:応募率が上がる。

②医療の質

  • 治療効果が上がる。
  • 満足度が上がる。
  • ドクター以外の視点も取り入れられる。

 

上記が、PT採用に関する費用対効果です。

もちろんコストもかかりますが、PT採用は、

  • 社会的なニーズがあり、
  • 治療効果も上がり、
  • 患者さんの満足度の向上、

更には

  • 地域の貢献や院の売上も上がり、スタッフにも還元すること

が出来るのです!

 

2 採用のステップ

~まずは、中途採用からはじめよう~

これからはじめてPT採用をするというクリニックでは、まず中途採用から始めることが無難でしょう。

新卒PTは、クリニックのビジョンや理念に沿って育成することが出来る反面、まだクリニック側の教育や組織体制が整備されていない間は、即戦力になるまでに時間もかかるため、ある意味「リスク」となります。

そのため、まずは即戦力となりうる中途のPTの中から、自身のクリニックにマッチする人材を採用していきましょう。

ステップとしては、
①中途PT採用
  ↓
②同時に教育体制づくり
  ↓(中途PT目安3人採用した上で)
③新卒PT採用

という順に沿って採用していきます。

上記のように、PT採用について、これから採用を考える先生方は中途PT採用から始めるケースが多いかと思いますので、本記事では主に中途PT採用のポイントについて取り扱っていきます。

 

3 どうやって採用するか

それでは、実際に採用のポイントについてお伝えしていきます!

~主な採用経路~
Ⅰ紹介会社
Ⅱポータルサイト
Ⅲ採用サイト
Ⅳスタッフからの紹介

表

 

採用経路には様々な手法がありますが、上記のようにそれぞれ即時性、反響率に特性があります。

これから初めてPT採用を始めるという方は、まず紹介会社、スタッフの紹介での採用に取り掛かりましょう

最近はSNSでの採用なども目立ってきています。
なぜなら、転職を考えているPTは就職する上で企業SNSがあれば必ず確認するからです。

同様に、採用HPあると尚良いでしょう。採用HPも必ずといっていいほど確認されます。

その時に、PTが働きたいと思えるようなデザインや雰囲気、細かな情報提供、働くスタッフの声、写真など、PTが働く自分をイメージできると、クリニックに関心を持ってもらえやすく、他の候補の中でも印象に残りやすくなります。

 

~採用の流れ~

クリニック側

①欲しいPTの人物像を明確にする

②①の人材にとって魅力的な内容は何か
給料:平均以上
福利厚生:研修費用
環境:働きやすさ、リハビリに理解がある

③①の人材にとって必要な媒体を決める

  • 人材会社に登録
  • ネットで募集
  • 人に聞く

④見学する

⑤面接

⑥内定

 

~PT採用のポイント~

PT採用について以下のポイントについては必ず実行していきましょう。

 

Ⅰ 院長の前に必ず現場の方にも採用候補をみてもらうこと

PTを採用するといっても、実際にPTが働く上で最も関わることになる関係者は、おそらく院長先生ではなく、リハビリ科の主任や教育担当者なのではないでしょうか。

そのため、必ず最終的に院長先生やトップの方との面接を行う前に、実際に一緒に現場に携わる方と会ってもらい、相性や働くイメージが湧くか確かめてもらいましょう。

そのため、面接は主任(教育担当者)→院長という順番でやっていくことが望ましいでしょう。

これが大事であるのは、候補者PTが現場に馴染め、能力を最大限引き出せるかどうかはその人自身のポテンシャルだけでなく、外部の要因に依存することも大きいからです。
人にはそれぞれの性格や得意な役割があり、組織として行動する上で相互に補完していけることが最大限のパフォーマンスを引き出すことに繋がります。

★面談時のチェックポイント

①前職での病院での仕事内容を把握すること
→急性期、回復期、維持期、どんな仕事(訪問、通所、外来)をしていたのか見る

理由はずばり、できること(能力)が変わってくるからです。
出来れば急性期と外来の経験のあるPTが望ましいですが、どの仕事をしてきたPTでも、今後の仕事で、どういうキャリアを描いていきたいのか、その人の考える働き方やビジョンを踏まえつつ、クリニックでの役割を決めていきます。

②前の病院との方針の違いを把握すること

こちらも上記と似たような理由にはなりますが、例えば1日5単位しか見ないPTと1日18単位こなしていたPTでは、当然後者の方が戦力になります。

もちろん前者のPTを育てていくことも出来ますが、後から、前のクリニックで求められていた水準よりも高い水準を求めていくことは、PTにとっては少なからず負担に感じるでしょう。
その負担が、最終的に「辞める」という選択をとってしまうことは避けたいものです。

そのためにも、志はもちろんのこと、必ずクリニックのビジョンや求めること、PTの考え方や理念が一致しているかを見極めることも非常に重要です。

 

Ⅱ PTにとって欲しい情報は全て載せること

中途PTの一般的な転職は、病院からクリニックへの移動が多いです。
なぜなら、クリニックの方が給料が良く、個人の評価を見てもらいやすいという点があるからです。

では、次に中途PTはクリニックを選ぶ時に何を重視して見ているでしょうか。
それは、「福利厚生と給料」です。
この点は新卒PTよりもしっかり見るPTが多いです。

  • 年収で見せる(月給で見るPTは少ない)
  • 日、祝日休み、年間休日数
  • 学会、研修の参加の研修費と休みの補助

そのため、上記については最低限細かく明記する必要があります。
更に、近隣のクリニックの給料を調べ、それよりも高めに設定することで、能力のある中途PTが他クリニックに流れるのを防いでいきます。

 

4 まとめ

今回は整形外科における理学療法士(PT)採用のコツについて、PTの実態から採用経路、見るべきポイントについてお伝え致しました。

 

PTの実態

  • 社会的なニーズがある
  • 治療効果も上がり
  • 患者さんの満足度の向上
  • 地域の貢献や院の売上も上がり、スタッフにも還元できる

採用のステップ

①中途PT採用
②同時に教育体制の構築と整備
③新卒PT採用

最低限見るべきポイント

①どれくらいやっていきたいか、理念や考え方、方向性がマッチしてずれていないか
②前のクリニックでは1日何単位とっていたか、どんな稼働状況だったか
③社会人としての基礎が出来ているか

 

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船井総合研究所

 

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